COLUMNコラム

「憧れの街」に出店できるか? 出店エリアの考え方

「憧れの地」で出店することの魅力とハードル

どこに出店するかということは店舗設計の一部であり、非常に大切です。
もちろん、その土地によって人々の憧れとなっている対象というのは違いますが、例えば、東京エリアで「リトルフランス」と呼ばれている神楽坂から飯田橋方面に続く坂道はまさに「憧れの地」といえるエリアではないでしょうか。

このあたりの土地は、構えたようなお高い感じがないにもかかわらず、落ち着いた雰囲気のお洒落なお店が並んでいて、休日などは多くの人で溢れ、活気があり、出店する側としても非常に魅力のあるエリアと言えるでしょう。

しかし、そのような「憧れの地」や「人気の場所」に出店するには少なからず「テナントの人気が高く坪単価が高い」などのハードルが存在します。
これらは貯金・融資を元手に開業する飲食店オーナーにとって、シンプルかつ非常に高いハードルとなると言えます。
特に、一店舗目からこれらのエリアに出店することは残念ながら非常に難しいと言えるでしょう。

予算の問題から、中心地でなく少し離れたエリアに出店するなら・・・

もし予算がないとしたら、使うべきは「リサーチに使う時間」です。
みんなが知っているような場所を調べるのではなく、少し都心から離れているような「B級地域」を狙っていくと良いでしょう。

憧れの土地で出店できないとしたら、あまり深く考えず近くの駅で出店するという方も多いようです。
もちろん、駅の近くに出店すること自体は悪くないのですが、もう少し考えてみると、例えば東京で出店するとしたら、 特に複数路線の乗り入れる駅を狙うなどは方針としてありうるかと思います。
例えば、JR中央線、南武線、青梅線が通る立川駅周辺は乗降者人数が非常に多い割には周りの周辺駅と比べて土地や賃貸の価格が比較的安めの傾向にあります。

最初から完璧な理想形を求めたとして、それが手に入ればラッキーですが、いろいろな制約上諦めなければならない部分も出てくると思います。
そんな時でも投げやりになるのではなく、「現時点でできるベスト」というのを模索していく姿勢が大事だと言えるでしょう。

エリアを決めたら、コンセプトの決定へ

出店エリアを上手に選ぶ方は、その街に住む人たち、つまり客層についても理解が深く、しっかりとリサーチしてから行動に移されています。

また、街の性格から店舗のコンセプトが定まります。
そしてそのコンセプトを基に、店舗のプランに反映させるといった形が店作りの正しい手順と言えるでしょう。
クリアデザインはオーナー様としっかりとしたパートナーシップを築き、店舗のコンセプトに合わせた店舗設計をしていきます。
店舗設計で何かわからないことがあれば是非、私たちクリアデザインにご相談ください。