COLUMNコラム

【飲食店の立地を考える③】繁華街に出店するメリット・デメリット

飲食店に欠かせない「立地」を理解する

前回と同じように、今回も立地の重要性について考えていきましょう。

ターゲットに合わせた立地決めで、その店舗の成功失敗がほぼ決まってくると言っても過言ではありません。
開業コンサルタントの方曰く、飲食店は7割が立地ということが囁かれています。
飲食店の二店舗目の展開を考えていて、立地で悩んでいる方はその立地ごとの個性を理解していくという作業が必須となります。

「繁華街」に出店するメリット・デメリット

前回は駅前について見ていきましたが、今回は「繁華街」について考えていきましょう。
完璧な立地というのはなく、繁華街であってもメリットとデメリットはあります。

メリット

まずはメリットから見ていきましょう。

・土日、休日に人が集まりやすい

繁華街には土日や休日になれば、多くの人が訪れるようになるため、そこに向けてビジネスを展開していけば多くの売上を出すことが可能だと言えます。
もちろん、平日もそれなりに安定して人通りがあるので、集客に関してはそこまで問題ないと言えるでしょう。

・夜遅い時間帯でも売り上げを確保しやすい

メインとなるターゲットは若者やカップルとなり、どちらの層も比較的夜遅くまで起きているため、夜遅い時間帯でも売上を確保しやすくなるのが繁華街の立地となります。

デメリット

・保証金などの費用面が高くつく

人件費、地価、家賃や保証金などすべての点で、通常の立地より高くつくと言えるので、その点はまず大きなデメリットと言えるでしょう。
「駅近」の物件も人通りが多く、運営コストの面で高くつくことから、この二つは非常によく似ていると言えます。

・飲食店だけでも、入れ替わりが激しくなる

繁華街は多くの店が出店していき、そして潰れていきます。
理由としてはこれら人通りが多い好立地は競合他店が多いので、その店独自の個性や強烈なインパクトを与えないと他店との差異が生まれず、埋れてしまいます。
しかし、あまり奇をてらいすぎてしまうのも良くないかもしれません。
繁華街の居酒屋など、外見からは想像がつかないほど高い値段設定の店があるなどの経験を持っている方も多いかと思いますが、そんな中で安心して入れるお店があるというのは一つ大きな特徴となります。
いずれにしても、最初のうちにどのような店を作りたいかという明確なビジョンを持っておいた方がいいでしょう。

土地の特性をしっかり把握して、店舗展開を考える

出店する土地のメリットとデメリットを正確に理解することは、店舗を成功させることにもつながる大事なことです。
私たちクリアデザインは人間工学設計に基づきながら、クライアント様のコンセプトからしっかり詰めて設計を進めていきます。

新店舗をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。