COLUMNコラム

1店舗目のうちに情報は仕入れておこう。多店舗展開!

多店舗展開の罠

1店舗目のみだと、どうしても客商売であるため、経営が安定しなくなってしまいます。一般にビジネスを成功させるためには4店舗目までの展開を視野に入れるべきと言われています。

しかし一方で、多店舗経営において各店舗のサービスや商品に目が届かなくなり、バラツキがでてしまい、各店舗の顧客満足度やスタッフとの関係などブラックボックス化してしまうことも多くあります。
これに伴い、今まで一店舗目でできていたことが、他の店舗の影響でバランスが崩れてしまい、経営が傾いてしまうことがあります。
「多店舗展開の罠」とも言えるものです。

多店舗展開という「事業」を成功するには?

では多店舗展開の事業を成功させるにはどの様なことに気をつければ良いでしょうか?

人事制度の一本化

新しい店長にそれを一任する際に、オーナー様自身とは違う基準、媒体を多く使ったり、感覚で選んでしまったりするケースが多く、人事は多店舗展開をする上で大きな足かせとなっていることが多くあります。
このような点から「人事制度の一本化」というのは非常に大切です。

標準化と平準化

多店舗展開をする上で、「新店長に一任する」という方針もありえますが、そうしますと、経営側からみてその店舗がどのような状態かということが見えなくなってしまいます。
そこで、まずは標準化をして各作業の基本を作っていき、しっかりと足並みをそろえていくことが大切です。新しいアイデアや取り組みがうまくいったら順次平準化をしていきビジネスを向上させていきます。

簡素化

「標準化と平準化」にも関連することなのですが、作業が難しくなると、標準化自体が難しくなり、味やサービスに関してもバラツキが出やすくなります。
また、そうなると、業務可能な人材の確保も非常に難しくなり、店舗展開のスピードも落ちてきてしまいます。そのため、業務の簡素化を行うことは、業務の標準化・平素化を進めることにも繋がるのです

数値を意識する

P/Lなどの数値は店舗ごとに必ず出していきましょう。
これは透明化につながり、そこから先の施策のモチベーションアップにもつながります。

適正基準値の設定

物事には適正というものがあり、少なすぎはダメですが、多すぎてもよくありません。
廃棄率や労働者の人数、時間などを適切に設定していかなければ、業務バランスが悪くなり、売り上げを落としてしまう可能性があります。

「コック」ではなく「経営者」に

もし、オーナー様が「コック」として1店舗目を運営していた場合、自分が全面的にコミットできるので上手く経営できるかもしれません。
しかし、2店舗以上を経営するにはやはりどうしても「経営者」になる必要があります。
クリアデザインではオーナー様がしっかりと「経営者」として2店舗目以降を上手く取り仕切れるよう、お手伝いをさせていただくことが可能です。
現在多店舗展開を考えておられるオーナー様は是非とも一度、クリアデザインまでご相談ください。