COLUMNコラム

軽減税率が飲食店に及ぼす影響と売上を上げる為に意識すること

2019年の飲食業界に大きな影響を与えた軽減税率制度。
イートインなのか、テイクアウトなのか、店舗オペレーション含めさ、様々な対応を迫られたことでしょう。
この度の影響は、売上には何か大きな影響があるのか。
また軽減税率を利用して、何か売上向上のための施策はできないかと考える方もいらっしゃるかと思います。

改正から間もない今だからこそ、改めて
・軽減税率が与える影響には何があるか
・軽減税率に対応して店内オペの効率を上げる方法
・軽減税率を利用した売上施策
以上の3つをテーマに軽減税率をより理解できるよう解説します。

軽減税率が飲食店に与える影響は大きく2つ

軽減税率で大きく変わるポイントは
①イートインとテイクアウトの税率が変わる
②従業員とお客様ともに値段の認識に間違いが生まれやすい
以上の2つです。

イートインであれば10%の課税、テイクアウトであれば8%の課税となります。
また近頃の飲食店はキャッシュレス化の影響で、精算業務にも慣れなくてはなりません。
飲食店のピークタイムともなると、精算業務でのミスカバーで人が減ることは致命的です。
慣れの問題ではありますが、当分は軽減税率が飲食店にとって悪影響となる場面が多いでしょう。

多くの飲食店の責任者にとっては、従業員には早急に新しい環境に慣れて欲しいというのが本音です。

効率あげて売上アップ・クレームを生まないためのポイント

お店の売上を上げるために欠かせない要素の一つが回転率です。
特にピークタイムでは、そのお店の真価が問われます。
回転率を上げるために最も効率的な方法は、ミスを減らすこと、やり直しの時間を無くすことです。

ミスの代表例が、前述した精算業務、金銭授受に関わることです。
精算はお客様が最もデリケートな部分であり、従業員と最後に接するタイミングです。
お客様と従業員の双方にとって、大切な時間になります。
ここでミスがあると、度合いにもよりますが丁寧かつ慎重な処理が必要です。

こうしたミスを防ぐためには、徹底した精算業務の練習をする必要があります。
軽減税率の影響が及ぶ以上、意識して対策を取りましょう。
結果的に精算業務のミスをカバーする「繰り返しの時間」が減るだけでなく、最後の最後にお客様の印象を損ねる機会も減らせます。

また、精算手順を簡潔にまとめたシートの用意なども効果的です。

軽減税率を考慮した売上施策も考えてみては

軽減税率を受けての売上施策としては、イートインとテイクアウトの比率に意識してみると良いでしょう。
客層や業態によってはテイクアウトの方が価格は安くなるため、効果が見られるかもしれません。

前述したように近頃はキャッシュレスの需要も高まっている為、組み合わせやオペレーションを見直してみましょう。
思わぬ発見があるかもしれません。

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