COLUMNコラム

【飲食店の立地を考える②】駅前に出店するメリット・デメリット

飲食店の展開で欠かせない「立地」の話

集客したい飲食店、または飲食店の展開を考える方にとって、立地を考えることは
欠かせない作業でしょう。
ターゲットに合わせた立地決めで、その店舗の成功失敗がほぼ決まってくると言っても過言ではありません。

「駅前」に出店するメリットとデメリット

物件を探していく中で、「駅前」で探していくというのは一つ王道的な方法とされています。
たとえ王道といえども、そこにはメリットとデメリットがあるので、その両方を見ていきましょう。

メリット

  • 若者層に人気がある
  • まずは、駅前ということで、学生などを中心に若者層が多いため、そこをターゲットにするとしたら非常に大きなメリットがあると言えるでしょう。

  • 人の流れが多くなるため、集客で困ることはない
  • 駅前で人の流れが少なくなることはほぼないと言っても過言ではありません。
    そのため、集客を特にしなくても自然と認知度は上がるはずです。

  • 人の流れ、営業時間の予測を立てやすい
  • 電車のタイムスケジュールや学校の昼休み、放課後など、ある程度地域ごとに人の流れが予想出来るため、営業時間の予定が立てやすくなるのがメリットとなります

  • アクセスがしやすい
  • もちろん駅前なので、電車はもちろんバスも周りに発着しやすいため、アクセスのしやすさは抜群に良くなり、お店に来やすくなります。

  • 電車が近いため、アルコールの提供をしやすい
  • 同様の理由で、車で来る必要性も減るため、アルコールの提供がしやすく、そちらの面での売り上げ向上も期待できます。

    デメリット

  • 人が集まる土地であるため、人件費、地価、家賃や保証金などの関連費用が高くつく
  • 上記のようなメリットが数多くあるため、必然的に他の物件より、経営費が高くついてしまいます。

  • 夜間の治安が悪くなる
  • 人通りが多く、若者が多いということはそれだけ治安の方も悪くなり、特に夜間の治安は悪くなりがちです。
    その点も考えていかなくてはならないでしょう。

    加えて、駅前で、母数自体が多いため、人が集まることは間違いないと言えるでしょう。
    そこにおいて重要なのは、人の流れなどをしっかり予測することです。

    せっかく多くのお客様の目に触れて来店いただいたとしても回転率を上げるような事業計画を作らなければ、その人の多さが儲けには直接つながってこないため、結局、高い賃料に見合った売上を上げられず、賃料を賄うことができなくなります。

    土地の特性をしっかり把握して、収益の上がる店舗展開を

    ある土地に出店する上で、そのメリットとデメリットを正確に理解することは、事業計画を詰めるときにも役立ちます。
    自分がどのような特性のある土地で勝負するのか、立地を選ぶ段階からしっかり考えてから飲食店の設計に取り掛かっていくことが大事です。

    クリアデザインでは人間工学設計に基づき、コンセプトから飲食店のデザインや設計を行うお手伝いをさせていただいています。