COLUMNコラム

店の顔「店舗入り口」をマーケティングの視点で考える

入り口のデザインで集客率は変わる

飲食店はお客様が来なければ始まりません。
どんなに良い料理を提供する準備をして、どんなにスタッフの教育を徹底して、万全の体制を整えたとしても肝心のお客様が来なければ何も始まらないのです。

その点を見つめていくと、いわゆる集客率はとても大事になってきます。

そして、集客率をあげるには店の顔たる店舗入り口を工夫することが重要となってくるのです。

広告などの間接的なマーケティングももちろん大事ですが、顧客が興味を持つような入り口でなければ安定した営業は望めないと言われています。

しかしなぜ、そう言えるのでしょうか。
その点について深く考えていくために、お店に入る際の人間の心理を考えていきましょう。

お店に入る際の人間の心理を考える

マーケティングの観点から、人間の購買行動は五つのステップで表すことができるとされています。
それはアメリカのミュエル・ローランド・ホールが提唱したAIDMAの法則(アイドマの法則)と呼ばれているものです。
つまり、これは英語の

Attention(注意)
Interest(関心)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)

の頭文字をとった言葉であり、この順番に顧客は消費行動をとっていくとされています。

初来店の顧客に来店理由を聞くと、広告を見たから来た、と言うよりも「偶然、店の前を通ったから」という答えが返ってくる確率が多いのです。

では最初に「偶然、店の前を通った」際に何がAttention(注意)になるのかというとそれは他でもなく「店の顔」である店舗入り口やエントランスになります。

そして、この部分で好印象を持ってもらうことでそのあとのInterest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)までスムーズに持っていくことができるので、最後のAction(行動)にも結びつき、集客率の向上につながっていきます。

お店全体としてのコンセプトがしっかりとあって、それが店のエントランスにもしっかりと反映されていれば、お客様側からしてもどの様なサービスなのかということがしっかりと想像しやすく、顧客満足度も高くなります。

また、「駐車場が広いな」とか「ここはデートに使えそう」など、普段からお客様はその様な視点で店をみています。
その点で、店舗としてターゲットを明確にして、そのコンセプトを入り口に反映させていくと言うことは集客率を上げるために非常に重要なのです。

飲食店は多くの気配りでできている

内装や提供する料理も重要ですが、それを楽しんでいただくためにはお客にきていただかなければなりません。

クリアデザインでは本記事で紹介した、店舗の入り口の設計に加え、お客様や従業員の動線設計など、人間中心設計を駆使し、飲食店のトータルな設計をお手伝いさせていただいております。

この様な考え方をデザインに取り入れれば必ず集客率の向上につながります。

新店舗を成功させたいとお考えのオーナー様はぜひ一度、クリアデザインまでご相談ください。