COLUMNコラム
飲食店の設計を考える上で「店舗什器」の検討は欠かせない理由
「什器の置き方」が店舗の生産性を決める?
すでに店舗をお持ちのオーナー様で、店舗の動線設計などに関して不満を持っておられるオーナー様もいるかと思います。
例えば、レジからテーブルまでの距離が遠くて生産性が落ち、従業員が仕事がしずらかったり、そのためイライラしてしまい、スタッフとの人間関係も悪化してしまうなどかなりよくない悪循環に陥ってしまうケースも多々あります。
そのような、動線配置に置いて重要となるのが「店舗什器」になります。
什器(じゅうき)というと一般の方には聞きなれないワードかもしれませんが、棚、ショーケース、テーブル、冷蔵庫などの、店舗で扱う機材全般のことをまとめて什器と呼んでいます。
什器はそれ自体が、店のデザインや印象に関わってくるので、「何を選ぶのか」というのはもちろん大切なのですが、それと同様に、「どこにどうやって配置するのか」ということも店の生産性を上げるために重要です。
例えばよく言われているのがレジからテーブルの距離を縮められるようにレジの場所を決めるなどの店舗什器の仕方などです。
なぜレジとホールの距離が重要なのか
なぜ、生産性を上げるためにレジとホールの距離が重要なのでしょうか?
従業員がレジとホールを往復する移動は業務の性質上、頻繁に起こるものです。
つまり、この距離が遠いと従業員が疲れてきてしまい、生産性低下やストレスに繋がってしまいます。
他にも「什器の置き方」によって従業員の生産性やES(従業員満足度)が変わると言われています。
飲食店における什器はキッチンだとガス台、調理台、冷蔵庫、ホールであるとテーブルや、装飾用の棚などもそれに当たります。
例えば、キッチンでいうと冷蔵庫と調理台がものすごく離れた位置にあると、調理スタッフが調理しにくいというのは直感的に理解できるものであるかと思います。
また、特定の棚など什器がホールにある場合、ホールスタッフにとってはそれが目印となるので、入ったばかりの新人などもテーブル番号などが覚えやすくなり、円滑にアルバイトを戦力として取り込むことができるなどの利点があります。
什器にも神経を行き届かせた店舗設計なら
上記のように什器の置き方一つとっても店の生産性、ひいては店の売り上げに大きく関わってきます。
このことから、新店舗出店の際には、飲食店の動き方を理解した設計士に頼むべきとも言えるでしょう。
クリアデザインでは長年の飲食店設計のノウハウから、上記のような飲食店特有の動線を理解しています。
クリアデザインならオーナー様からの詳細なヒアリングからコンセプトを固めていき、あらゆる点でベストと言える設計を提示可能です。
新店舗出店をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。