COLUMNコラム

店の印象は雰囲気だけではない!?飲食店のエコブランディングについて

飲食業界で生き残るための「コンセプト作り」

飲食店は非常に競争が激しい業界と言われていますが、平成18年から21年にかけての開業率が11.2%なのに対し、廃業率は24.4%となっており、飲食店の絶対数は減少傾向にあります。

このような状況の中で生き残っていく店舗の条件は様々ありますが、その一つは **「明確なコンセプトを打ち出せている」** ことではないでしょうか。

店舗のコンセプトを伝えるには店のデザインや雰囲気が非常に重要になってきます。

雰囲気だけじゃない「地球にやさしい店」とは

現在、時代に即しているコンセプトの一例として、「エコブランディング」があります。
「エコブランディング」とは簡単に言えば、「地球に優しい取り組みをしている店舗」のことです。

同じ価格で、同じようなサービスを出している店があったとして、片方がエコに力を入れていて、片方がそうでないとしたら、やはりエコに力を入れている方を選んでしまうのではないでしょうか?

最近ではエコ意識が高まってきたことにより、運営面でもコスト削減につながる可能性を秘めているといえるので、エコブランディングは時代に即した非常によいコンセプトと言えます。

エコブランディングを実践している店の例

では実際にエコブランディングを実践している店舗の例を見ていきましょう。

スタバのストロー廃止

シアトル発、世界規模で展開しているコーヒーショップのスターバックスは2020年までにプラスチックストローを廃止すると発表しています。
プラスチックストローは根本的にプラスチックであることから海洋汚染に繋がり、さらに、形状やその軽さから海洋生物が飲み込んでしまうことが多くなり、自然生態系に悪影響を及ぼします。
若者に人気のあるスターバックスがそのような取り組みをすることで、ターゲットである若者に対してのさらに訴求力が上がり、元々していたエコブランディングをさらに高めていると言えます。

吉野家のエコマーク取得

日本では飲食店の環境問題の取り組みとして「エコマーク」というものを導入しています。
このマークがあることで「環境への配慮をしている会社」ということが示せるのです。例えば地球環境保護をコンセプトの一つとして掲げる吉野家は、日本で最初にエコマークを取得し、エコブランディングを実践しています。

雰囲気だけではないエコブランディングの店舗を

エコ、ロハス(健康と地球環境)な雰囲気のお店が少し前から流行っている印象があり、きちんと環境に優しい取り組みを実践することがエコブランディングでは重要です。

私たちクリアデザインでもエコブランディングをコンセプトにするような店舗設計を提供することが可能です。

新店舗出店をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。