COLUMNコラム

【廃業を防ぐ】多店舗展開で気を付けるべき3つのコト

飲食店の廃業しやすい理由とは?

すでに飲食店を経営している方で、2店舗目を考え始めている方もいらっしゃるかもしれません。その一方で、多店舗展開においては、「廃業」のリスクが増える可能性もあります。

経営管理の複雑化により、店舗の細部までに目が届くなってしまうことが問題となり、飲食店の入れ替わりは珍しいことではなくなってきました。

本記事では、廃業に繋がりやすい事例と、そういったケースを防ぐためのポイントをご紹介します。

多店舗展開で気を付けたいポイント3選

1.立地と客層について

そもそもターゲット層に合っているお店なのかを考える必要があります。

例えば、仕事帰りのサラリーマンが通る道で、高級層の人をターゲットにしたフレンチレストランか、帰り際に1杯だけでも飲めるような立ち飲み屋のどちらが適しているでしょうか?

街の雰囲気や、そこを利用する方々は「どんな客層が多いのか」を把握する必要があります。1店舗目の売上げが良くても、ご自身の理想とするお店ができないのならば、焦って展開する必要はありません。

「1店舗目の近くでやれば」、「1店舗目の同じようにやれば」などと、1店舗目を引きずってしまうのが落とし穴に繋がってしまいます。

2店舗目のお店でも、1店舗目を開くときの気持ちで取り組むのを忘れないことが大切なポイントです。

2.スタッフの管理や人件費の調整

忙しさのあまりシフト調整・管理に手が回らず、「来店するお客様の数に対して必要なスタッフの人数」の計算を怠ってしまうことが大きな問題に繋がってしまいます。

「その日の売上より支出の方が多くなってしまった」ということも、珍しい出来事ではありません。

飲食店は「人」が経営を大きく左右します。「人件費」に対して向き合うことは利益率を増やすための不可欠な問題です。

多店舗展開をする際には、気を遣わなければいけない大切なポイントです。

3.経験のない業務スタイル

2店舗目で売上拡大を目指すことで、「自分自身が経験したことのない飲食店を開くこと」が廃業の可能性をグッと上げてしまいます。

1店舗目が成功したことを機に、新しいチャレンジが裏目に出てしまいます。
もし、新しい形態を展開させるのなら、2店舗目は現状の売上げを伸ばせる業態で、3店舗目にチャレンジすることが飲食店成功の秘訣です。

1店舗目が黒字で、2店舗目で赤字になってしまった場合、固定費などを含めると利益率は0に近く、状況によってはマイナスになる恐れがあります。

1,2店舗目の黒字が安定してから、3店舗目で新しいチャレンジをしてみてはいかがでしょうか?

長く続くお店をデザインしたい方へ

5年〜10年と、さらに長く続くようなお店では上記のような点を気を付けなければなりません。

近年、「おいしい」だけでは評価されなくなってきたことを考えると、「サービス面」や「お店の居心地」なども考慮する必要があります。

弊社では、オーナー様が思い描いたコンセプトから一貫して設計に取り組んでいます。

新店舗出店をお考えのオーナー様は、是非一度、クリアデザインまでご相談ください。