COLUMNコラム

令和の飲食店はノンアルコールメニューで売上に差をつけよう

某メディア独自のインターネット調査(6638人)の結果によると、20代男性でお酒NGの割合は39.8%と約4割にも上るデータがあります。
お酒を飲まない女性はさらに増え、49.7%と約半数。
国税庁統計年報によると、酒類販売(消費)数量は平成8年をピークに緩やかではあるが、減少傾向にあります。

時事ネタとして若者のビール離れが取り沙汰されるなか、飲食店もこの影響と無関係ではいられません。
飲食店はいかにドリンクを出すかが鍵だともいえます。
そのためにも、お酒を呑まない見込み客をどれだけ取り込めるかで、現代社会を生き抜く術となるはずです。

当記事では、ノンアルコールメニューでの売上施策を検討したい方のために
・令和におけるノンアルコールメニューの需要
・お酒を呑まないお客様はどんな飲食店に行くのか
・ノンアルメニューと空間の改善で見込み客を生みだす
以上3つをテーマに解説します。

令和におけるノンアルコールメニューの需要

飲食店の売上を支えるのは、多くの場合ディナータイムの売上です。
ランチタイムは手頃な値段でお客様を惹きつけ、売上だけでなく認知度の向上も図ります。
そして夜へと繋ぎ、オフィス街であれば仕事終わりに一杯、繁華街であれば数多の店から思い出してもらえるようにアピールをします。

そして、これまた多くの場合で客単価を支えるのはアルコールドリンクです。
多くの飲食店はお客様にドリンクを注文してもらえるように、工夫を凝らしています。
しかし、冒頭でお話したように近頃はアルコールメニューの需要が減っているのです。
お酒への価値観が変わりつつある令和。

新宿の歌舞伎町に、ノンアルコールドリンクのみを提供するお店が誕生したことからも、ノンアルドリンクの需要の高さが伺えます。
現代のお客様の認識は、お酒が豊富なことは当たり前で、お酒以外の魅力はないかと探しているのです。

「お酒も旨いが、ご飯が旨い店!お酒は頼まなく結構です!」このようなお店が、平成生まれの若者が増えた令和では、求められているのかもしれません。
お酒を呑まない人が楽しめるお店の価値は、需要と共に高まっているのです。

お酒を呑まないお客様はどんな飲食店に行くのか

お酒を呑まないお客様、居酒屋に行き辛いお客様はどんな飲食店に足を運んでいるのでしょうか。
ネットで知らべると、世間的にお酒のイメージが強い飲食店(イタリアンやダイニングバー、大手居酒屋など)は大々的に料理の豊富さを推しています。

「お酒を呑まない人も大歓迎!」「お通し取りません!」など、お酒を呑まないお客様の懸念材料となる要素を分かりやすく潰しています。
またお酒を呑まない方は禁煙者も多いことから、分煙や全席禁煙のアピールをすることも効果的です。

現代はネットでお店を調べてくるお客様が多いため、ノンアルドリンクに力を入れていることや、お酒を呑まなくてもいいという面をアピールしましょう。

ノンアルメニューと空間の改善で見込み客を生みだす

お酒を出したいお店には様々な共通点があります。
例えば、飲み放題の提供や、お酒に合わせるための料理が多いこと、暗めの空間であることなどです。
大衆居酒屋などは、活気よく魅せるために明るい空間にしているお店もありますが、女性は火照った顔を見られたくはないため、あまり好まない傾向があります。

飲食店において女性客のウケは大切です。
お酒を呑まないお客様も、女性も引き込むために共通していることは「ノンアルメニューが充実したオシャレなお店」であることです。
そのため、具体的な施策としては「ドリンクメニューの改善」と「ノンアル客でも過ごしやすい環境への改善」となります。

ドリンクメニューに関しては、女子受けを狙ったオリジナルカクテルの開発などがおすすめです。
お酒を呑みたいけど飲めないというお客様や、インスタウケを狙う女性にピンポイントで訴求できます。
また、シンプルにソフトドリンクの仕入れを増やすだけでも効果はあるでしょう。

お酒を呑まないお客様の過ごしやすい空間づくりは、照明やレイアウトの変更など内装の改装が必要かもしれません。
弊社クリアデザインでは、豊かなデザイン力とオーナー様の意向に徹底して寄り添うことで、理想の空間づくりをするお手伝いをしています。

これから出店を検討されている方は、お酒を呑まない方へも配慮した空間設計が、人気店への第一歩かもしれません。
もし興味がありましたら、ぜひ一度弊社までご連絡ください。