COLUMNコラム

【継続的な収入】サブスクリプション型飲食店の特徴とは?

サブスクリプションモデルとは?

サブスクリプション型サービスが流行しています。定額制というかたちで、利用期間に対して対価を支払う方式のことで、NetflixやAmazon Prime、Spotifyといった映像や音楽などのコンテンツ配信サービスに多く見られます。そもそも定額制サービス自体は決して新しいものではありませんが、インターネットの普及を背景として急速に普及してきています。

事業者にとって、サブスクリプションモデルのメリットは、継続的に売上が見込める点にあります。またさまざまな商品・サービスに対応可能であること、顧客に関するデータを収集できることも魅力と言えるでしょう。ユーザーにとっても、試用する感覚で気軽に利用できる、安価にサービスを利用することができる、商品やサービスの品質が気に入らなければいつでも解約できるなど、メリットが少なくありません。

飲食店×定額制サービスの事例

最近では、飲食店がサブスクリプションモデルを取り入れる例も目立つようになってきました。とくに成功している例として知られているのが、銀座や西新宿などで定額制コーヒースタンドを運営している「coffee mafia」です。「coffee mafia」では、「月額3,000円会員」、「月額6,500円会員」の2つのコースを用意。月額料金を払えば、それぞれのコースに応じて商品を好きなだけ飲むことができます。

池袋などに店舗を展開する「HANDEL’S CAFÉ」でも同様のサービスを提供しています。月額制飲み放題会員になると、1ヶ月あたり3,600円で2種類のコーヒードリンクを、5,800円で14種類のドリンクを無料で飲むことが可能です。

カフェ以外でもサブスクリプションモデルが浸透しています。関東エリアで展開するラーメン店「野郎ラーメン」では、月額8,600円で人気の3種のメニューを1日あたり1杯が無料に。関東・関西などに店舗を構える「金の蔵」でも、居酒屋としては初のサブスクリプションモデルを導入。月額4,000円で60種類以上のドリンクメニューが飲み放題になるサービスを提供しています(ただし対象店舗限定あり)。

どのサービスも、集客に高い効果を発揮しているようですが、定額以上にユーザーが利用するケースがあるのも事実です。損益の分岐点を超えてしまった場合、居酒屋のように料理メニューのオーダーも期待できますが、たとえばラーメン店などでは、サブスクリプションサービスの対象となる商品しかオーダーされないことも想定されます。業態や業種を考え併せながら、慎重に導入を検討する必要があるでしょう。

手軽さや安さだけでなく高い時間・経験を提供する店舗デザインを

サブスクリプションモデルを導入することで、高い集客効果が期待できますが、手軽さや安さだけではなかなかお客様は定着しません。サービスのメリットを感じていただくためには、たとえば居心地の良い空間づくりによってお客様に質の高い時間・経験を提供することが不可欠です。クリアデザインでは、「人間中心設計」のコンセプトのもと、業種や業態にふさわしいインテリアデザインをご提案しています。新店舗出店・改装をお考えのオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。