COLUMNコラム

清潔感のある店づくりのために。従業員の身だしなみをチェック

従業員の身だしなみが重要な理由

飲食店など食に携わる人にとって、身だしなみを清潔に保つことは最低限のマナーです。最近は、寿司や天ぷらなどカウンター式のレストランに限らず、オープンキッチンのように調理担当の仕事ぶりがお客様からも見渡せるケースが増えてきました。自分が客として利用する時のことを想定するまでもなく、飲食店スタッフが外見で不潔な印象を与えてしまうと、お客様の食欲を損ねてしまうことは想像に難くありません。普段から見慣れていると、生活感が失われていることに気がつきにくいものです。不衛生な状態が日常化すると、食中毒のリスクも高まります。日頃から徹底した身だしなみをチェックすることが重要でしょう。

また、身だしなみが店舗のコンセプトの一つとなっているケースも少なくありません。どんなに心地よい空間で質の高い料理が提供されていたとしても、スタッフの身だしなみが店舗のコンセプトに合致しないものであれば、お客様の満足度に大きく影響してしまいます。

身体に関係する身だしなみ

身体に関係する身だしなみで最低限注意したいのが、以下の4点です。順に解説していきましょう。

・髪
・ひげ
・爪
・タトゥー

もっとも重要なのが髪。一般に髪は多い人で100本ほど抜け落ちるといわれていることから、料理に混入してしまうことが少なくありません。長髪の場合は後ろでまとめることが必須。結んでもなお長い場合は、団子状にするなど小さくまとめる工夫が必要です。

男性に限っては、ひげも注意したいところ。最近は無精ひげが流行していますが、だらしない印象を与えるだけでなく、雑菌がつきやすいため、避けるのがベターです。

意外に盲点なのが爪。ひげと同じく、雑菌の温床となりやすい部分です。短く整えるように心がけましょう。ネイルに関してはとくに注意が必要です。雑菌が付着しやすいうえ、異物となって料理に混入するおそれがあるからです。

最近、議論になることが多いのがタトゥー。ファッションとして楽しむ人も増えていますが、不潔な印象を受ける人が少なくありません。飲食店ではやはり避けたいところです。

服装に関係する身だしなみ

ユニフォームを用意している飲食店も多いと思いますが、服装に関係する身だしなみにも気が抜けません。とくに見落としがちなのが以下の3点です。

・アクセサリー
・香り、匂い
・制服、エプロン

アクセサリーは、デザインによっては汚れが蓄積しやすいものもあります。とくに指輪のように食器にじかに触れるものは、体とアクセサリーが接する箇所に雑菌が付着するケースが多いようです。異物混入の原因となるため、避けるのがよいでしょう。

香りや匂いにも厳重な注意が必要です。香水やオーデコロンなどを使用するのはもちろんNGですが、洗濯の際に使用する柔軟剤やタバコの匂いが、お客様にとっての悪臭となってしまうことも。徹底した対策が求められます。

制服やエプロンを用意する場合は、常に清潔に保つよう心がけましょう。袖口などの汚れはとくに注意したいところですが、靴、靴下の汚れがお客様の目に入ることもあります。不快な印象を与えないよう、隅々までチェックするよう心がけてください。

コンセプトに沿ったトータルデザインをサポート

身だしなみはサービスの質を決定する重要な要素。店舗のコンセプトに沿って緻密に練り上げることが大切です。クリアデザインでは、空間デザインをコンセプトの立ち上げ段階から徹底してサポート。新店舗出店・改装をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。