COLUMNコラム
「狭い=儲からない」は誤解!狭小店舗の魅力を解説
狭小店舗を運営するメリット
スタンド業態など、狭小な面積の飲食店が増えてきています。従来、こうした狭小店舗をは、儲けにつながらないとされてきましたが、新たなスタイルの提案が人気を呼び、幅広い層から支持を集めているようです。
開業コストがかからないメリットとして、以下のことが挙げられます。
・開業コストがかからない
・“おひとりさま”を集客できる
・高い回転率による高収益が可能
狭小店舗の最大の魅力は、開業コストを低く抑えることができるという点です。限られたスペースで開業することができるうえ、一般的な飲食店に設置される大テーブルやチェアも必要がありません。最小限のスタッフで運営することができるため、人件費を抑えることもできます。
また、大きな店舗には入りづらい“おひとりさま”を集約しやすいのも狭小店舗の魅力です。かつて、立ち飲み屋といえば、定客は中年男性ばかり。ところが最近は、女性が一人で利用するケースが多く、スタイルの提案の仕方次第で、あらゆる顧客層へのアピールが可能です。
高い回転率が期待できるのも狭小店舗ならではの利点です。狭小店舗、とくにスタンド業態の店舗では、食べたいもの飲みたいものだけを注文して帰る顧客が多く、回転率が高くなりがち。なかにはたった4坪で1,600万円以上の月商を上げている人気店もあります。
狭小店舗を成功に導く方法:ソフト面
もちろん、すべての狭小店舗に顧客が集まるわけではありません。最も重要なのは、コンセプトを明確化すること。
スペースが限られている以上、狭小店舗では提供できる居心地のよさには限界があります。そのぶん、たとえば「エビフライ専門店」「A5和牛の握り寿司」「シャンパン×焼き鳥」など、他の店舗にはない強力なメニューやペアリング、狭小な店舗ならではのきめ細やかな接客など、圧倒的なセールスポイントを用意しなくてはなりません。
狭小店舗を成功に導く方法:ハード面
狭小店舗にとって店舗デザインも重要な要素となります。多くのスタンド業態の人気店で採用されているのが、オープンキッチン。窮屈な印象を解消できるだけでなく、ライブ感を演出することも可能です。清潔感を維持する工夫は欠かせませんが、料理の提供しやすさにも優れます。店舗の間取りによっては、コの字型カウンターを取り入れ、中心に調理場を置くという手もあるでしょう。
狭小店舗では、動線を確保したキッチンづくりが欠かせません。調理場をコンパクトにするのはよいのですが、食材や調理機器を収納する場所がきちんと考えられていないと、店をうまく回せなくなることも。シンプルかつ洗練されたレイアウトが求められます。
ファサードはわかりやすく入店しやすいものが必須。狭小店舗は、それだけで顧客を寄せ付けにくい雰囲気があります。一目しただけで店舗の雰囲気や提供するメニューがわかるようなデザインを取り入れるのがおすすめです。ドアや窓から店の内部が見えるような設計が理想的でしょう。
立地条件や業種・業態ごとに最適なプランをご提案
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