COLUMNコラム

集客力&売上アップ!飲食店に物販スペースを併設しよう

ネット通販がますます盛んになってきた今日この頃。スマホで気軽に買い物できて、ものの数日で自宅に届くのは確かに便利です。しかしお店で実際に手に取って一目惚れしたり、他の商品と見比べたりできるのは、ネット通販にはない大きな魅力。近年は飲食店でも、物販スペースを併設するお店は増えています。お客様に飲食以外の楽しみも提供できて、集客力と売上アップにも効果的です。そこで今回は、飲食店に物販スペースを併設する方法についてご紹介します。

テイクアウト販売

新型コロナウィルスの影響から厳しい状況が続く飲食業界。お客様のニーズに応えて、テイクアウトを充実させてきたお店も多いのではないでしょうか。飲食店が取り組みやすい物販販売としてまず挙がるのが、普段から作っているドリンクやお菓子などのテイクアウト販売です。用意するものとしてはテイクアウト用の容器やPOPくらいで、今ある設備ですぐに始められます。手土産やプレゼントに使ってもらえたら、お店の味を来店したお客さん以外に知ってもらえるきっかけにもなります。

ハンドメイド雑貨の販売

飲食店での物販の定番といえば、ハンドメイド雑貨の販売です。メーカー品でない一点物のハンドメイド作品は、実際に手に取って選びたいと考えるお客様も多くいます。特に若い方や女性の客層が多い、おしゃれなカフェやスイーツのお店との相性は抜群です。

SNSやイベントで気に入った作品を作る作家さんに声をかけたり、お店で募集をかけたりして、委託販売する作家さんを集めましょう。売れっ子の作家さんの作品があると、それを目当てに訪れるお客様も見込めます。

またある程度お店にファンがついてきたら、お店のロゴが入ったオリジナルグッズを作るのもひとつの手です。ネットで注文して、気軽にバッグやTシャツなどのオリジナルグッズを作れるサービスもあります。店主やスタッフでハンドメイドが趣味の人がいれば、自分たちで作ったものを販売するのも良いでしょう。

本の販売

飲食店では、ゆっくり本を読んで過ごしたいお客様もおられます。そんな客層に向けて、本の販売をするのもおすすめです。本を販売するには、本を仕入れて販売するか、中古本の販売の2通りがありますが、気軽に始められるのは仕入れて販売です。

中古本の販売は自分で中古本を仕入れて値段をつけて販売することとなり、「古物商」という資格が必要です。取得のハードルは他の許可申請と比べてそれほど高くはないものの、手続きは少々複雑で時間がかかります。まずは本を仕入れて販売するところから始めて、本の需要が増えてきたら中古本も取り掛かると良いでしょう。

飲食×物販スペースでお客様に新たな楽しみを

今回は、飲食店に物販スペースを併設する方法についてご紹介しました。買い物の醍醐味と言えば、気に入る商品と出会ったときのときめき。物販スペースを併設することで、そんなときめきを楽しんでもらえるお店になります。今までとは違った層を呼び込むきっかけにもなるので、気軽に取り組めることから始めてみてください。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。