COLUMNコラム

サイズや用途からベストな選択を!飲食店の業務用冷蔵庫の選び方

飲食店では、様々な厨房機器を使用します。中でも、どの業態でも必須となるのが冷蔵庫。業務用冷蔵庫と一口に言っても、その種類はさまざまです。日々の営業で何度も使うものだからこそ、サイズや機能にもこだわって使いやすいものを選びたいですよね。そこで今回は、飲食店の業務用冷蔵庫の選び方についてご紹介します。

タイプで選ぶ

飲食店の業務用冷蔵庫には、大まかに分けて以下の3種類があります。

  • 縦型冷蔵庫・縦型冷凍庫
  • 縦型冷蔵冷凍庫
  • コールドテーブル(横型冷蔵庫)

縦型冷蔵庫と縦型冷凍庫は、それぞれ冷蔵機能、冷凍機能のみがついたタイプです。横型のコールドテーブルと比較すると省スペースで設置できるため、厨房が狭い場合や他の厨房機器を置くためのスペースを確保したい場合におすすめです。冷蔵機能のみの縦型冷蔵庫は、野菜や魚など要冷蔵の食材を多く保管したい飲食店に適しています。

縦型冷蔵冷凍庫は、冷蔵機能と冷凍機能の両方を備えたタイプです。それぞれの容量の割合は機器によって異なるため、必要な容量に合ったものを選びましょう。

「横型冷蔵庫」とも呼ばれるコールドテーブルは、背が低く横に長いタイプです。天板を作業台として使えるため、限られたスペースを効率よく活用できます。

サイズで選ぶ

業務用冷蔵庫は、厨房のスペースに合ったサイズのものを選びましょう。冷蔵庫を設置するためには、放熱するためのスペースが必要です。一般的には上面で5cm以上、側面は1cm以上間隔を取る必要があり、ドアが観音開きのものは開閉するために側面はさらに2~3.5cm以上のスペースを確保する必要があります。問題なく設置できるかどうか購入前に確認しましょう。

省エネ性能や清掃性も要チェック

業務用冷蔵庫は決して安価な機器ではなく、設置に手間もかかることから頻繁に交換することは難しいです。長期的に使用することを考えると、省エネ性能や清掃性も重要なポイントです。省エネ性能に優れたものを選ぶことで、光熱費の節約につながります。また食材を保管する場所なので常に清潔を保てるよう、日常的に清掃しやすいかどうかも確認しましょう。

飲食店に合った業務用冷蔵庫を選ぼう

今回は、飲食店の業務用冷蔵庫の選び方についてご紹介しました。さまざまなタイプや機能のある業務用冷蔵庫。厨房での調理シーンを具体的にイメージしながら、適切な冷蔵庫を選びましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。