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飲食店には命取り!異物混入を徹底的に防ぐ対策

飲食店を経営する上で細心の注意を払いたいことのひとつが、「異物混入」。髪の毛や虫、ガラス、プラスチック片などの異物が料理に混入していると、飲食店としての評判が落ちるだけでなく、お客様の健康に害を及ぼす危険性もあります。飲食店においてあってはならない大問題です。そこで今回は、異物混入を徹底的に防ぐ対策についてご紹介します。

飲食店で異物混入しやすいもの

飲食店で異物混入しやすいものには、以下のようなものがあります。

  • 髪の毛や体毛
  • 歯や銀歯などの歯の詰め物
  • 爪、付け爪
  • 絆創膏
  • 魚の骨
  • 針金やホチキスの針などの金属片
  • プラスチックやビニールフィルム
  • ガラスや陶器のかけら
  • 紙くず
  • 繊維くず

このように、スタッフの体に付いていたものや、厨房で使用していたものなど、飲食店ではさまざまな異物が混入するリスクがあります。5cm未満の短い毛は、特に混入しやすいため注意が必要です。

飲食店が行うべき異物混入の対策

異物混入を防ぐには、まず従業員の衛生対策を徹底して行いましょう。帽子や三角幅などをユニフォームに取り入れ、異物混入しやすい髪の毛をカバーします。着用前に髪の毛をとかすと、抜けかかっている髪の毛を取り除くことができます。髪が長いスタッフは結んだりヘアピンで留めたりして、さらにヘアネットで覆うと安心です。

厨房に入る前にはユニフォームの上からコロコロをかけて、細かな毛や服の繊維などを取り除きます。歯や爪、ユニフォームのほつれなどもこまめに確認できるよう、チェックリストを作るのがおすすめです。怪我をした場合でも絆創膏は原則使わず、どうしても使用しなければいけない場合は絆創膏を貼った上からゴム手袋をします。

また、店内を整理整頓して清潔に保つことも重要です。仕入れた食材はすぐに別の容器に移して、虫のつきやすい段ボールは早めに処分します。また冷蔵庫やレンジなどの熱源周り、排水溝、食品庫も定期的に清掃して、虫の発生を防ぎます。調理器具・厨房機器の劣化や破損、洗浄不足も異物混入につながるため、すべての器具を定期的に点検しましょう。

飲食店としてあってはならない異物混入

今回は、飲食店が行うべき異物混入を徹底的に防ぐ対策についてご紹介しました。食事を提供する飲食店では、どんなお店にも異物混入のリスクはあります。お客様が安心して食事をできるよう、日頃から異物混入を防ぐ対策を行い、最大限の注意を払いましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。