COLUMNコラム

大人世代にとっては懐かしく、当時を知らない世代にとっては新鮮に映る「昭和レトロ」。まるで昭和の世界へタイムスリップしたような世界観が、近年ますますブームとなっています。中でも昭和レトロな純喫茶は、ノスタルジックな雰囲気に浸れて居心地が良いと若い世代からも人気です。今回は、昭和レトロな純喫茶を開くポイントについてご紹介します。

レトロな小物やインテリアで演出する

昭和レトロを演出するには、当時の雰囲気が感じられるレトロな小物やインテリアを揃えましょう。昭和では定番だった黒電話やブリキの箱、ペンダントライトやブラケットライトのような空間の明暗を楽しむことができる照明器具など……当時実際に使われていたようなアイテムが店内にあると、ぐっと非日常感が増して懐かしさに浸れます。

内装には重厚感のある素材をチョイス

内装には、重厚感のある素材を選ぶのがおすすめです。家具はダークブラウンの木製のものを中心にして、壁面に使用する素材もレンガやタイルなど重厚感のあるものを効果的に使うと良いでしょう。ゆったりと穏やかな時間が流れるような、落ち着いた雰囲気の店内になります。カーテンやソファ、クッションなどには、ワインカラーやマスタードカラーなどくすみのある暖色系の配色を選ぶとレトロな重厚感が出ます。

純喫茶らしいこだわりメニューを提供

純喫茶では、内装だけでなく「純喫茶らしさ」を大切にしたメニューにもこだわりたいもの。そもそも純喫茶とは、「純粋にコーヒーを味わうための喫茶店」といった意味合いで使われています。コーヒーの銘柄や豆の産地、焙煎方法などにもこだわって提供することで、一般的なカフェと差別化できるでしょう。サイフォンや手動のグラインダーを使うなど、コーヒーの抽出方法にこだわるのもおすすめです。

また、純喫茶らしくレトロな雰囲気を感じられるメニューが揃っていると喜ばれます。たとえば卵の味わいをしっかりと感じられる固めのプリンやクリームソーダ、サンドイッチ、カレーピラフなど……見た目もレトロでかわいく仕上げることで、幅広い世代からの人気を集められます。

ゆったりと落ち着ける昭和レトロな純喫茶

今回は、昭和レトロな純喫茶を開くポイントについてご紹介しました。ノスタルジックでゆったりと落ち着ける昭和レトロな純喫茶は、幅広い層からの集客を期待できます。インテリアやメニューにこだわり、昭和の世界観を体験できる空間を作りましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。