COLUMNコラム

冬でも快適な飲食店に。床暖房のメリット・デメリット

暖房を点けていても、足元はひんやりしがちなこの季節。せっかくお客様が来店してくれても、つらい冷えのために料理や会話に集中してもらえなかったら残念ですよね。そこでぜひ取り入れたいのが、足元からじんわりと空間全体を暖めてくれる床暖房です。今回は、床暖房のメリット・デメリットについてご紹介します。

床暖房のメリット

床暖房の大きなメリットは、効率的に部屋を暖められることです。空気には温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質があります。そのため暖房を点けていても、温められた空気は上に溜まり、足元から冷えてしまいます。床暖房は足元から温めるため、暖かさを感じやすく、熱が壁や天井に反射することで空間全体を効率よく温めてくれます。素足でも過ごしやすいため、小さなお子様連れのお客様が多いお店や、靴を脱いで入るタイプのお店にもおすすめです。

また床暖房は床下に設置されるため、お手入れの手間が少ないことも魅力です。エアコンやストーブだと、定期的にフィルター掃除をする必要があり、使わない時期には収納スペースも必要です。床暖房ならそうした手間がかからず、冬を快適に過ごせます。

床暖房のデメリット

床暖房のデメリットは、初期費用や光熱費がかかることです。新築で床暖房を取り付ける場合の設置費用は、1帖あたり50,000円~10万円程度が目安です。リフォームして後付けする場合には、床材をすべて取り外す作業が必要となるため、その分の費用もかさみます。

冷え込んだ日は床暖房だけで空間全体を温めるのは難しいため、エアコンやヒーターと併用することが多くなります。また床暖房は立ち上がるのに時間がかかり、温かさを持続するためには多くの電力を消費するため、電気代が高くなりがちです。

床暖房で足元からポカポカに

今回は、床暖房のメリット・デメリットについてご紹介しました。飲食店では、料理だけでなくお客様に快適に過ごしてもらえる環境づくりも重要なポイントです。床暖房で足元から温めて、寒い季節も心地良く食事を楽しめるようにしましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。