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飲食店における断熱性の重要性と断熱対策とは

飲食店経営において、店内の快適さはお客様の満足度を左右する大事な要素です。こだわりの詰まったおいしい料理を提供していても、店内が寒すぎたり暑すぎたりすると料理の味に集中できません。季節問わず店内を快適に保つために重要なのが、断熱性です。そこで今回は、飲食店における断熱性の重要性と断熱対策についてご紹介します。

飲食店における断熱性の重要性

近年、よく耳にするようになった「断熱性」。そもそもどういった意味なのでしょうか?断熱性とは、外気の暑さや冷気を室内に入れないよう遮断することを指します。断熱性が高いほど外の気温に左右されず、夏は涼しく、冬は暖かく室内を快適に保つことができます。よく混同されがちな「遮熱性」は、外から室内に熱を入れないよう遮ることです。

飲食店で断熱性を高めることで、お客様は年中を通して快適に食事を楽しめます。また冷房や暖房の効率が良くなるため、光熱費の節約にも効果的です。

店舗の断熱性を高める対策

では、店舗の断熱性を高めるためにはどのような対策をしたら良いのでしょうか。

気軽にできる対策としておすすめなのが、シートやフィルムの遮熱材です。既に建っている店舗にも取り入れやすく、DIYでも施工できるため初期コストを抑えられます。アルミの遮熱シートだと、店舗の屋根や外壁、内装など幅広い範囲に施工できます。窓ガラスには、塩化ビニルの遮熱フィルムがおすすめです。窓から侵入する日差しを軽減して、温度の上昇を防ぎます。

今から新しく店舗を建築する場合は、断熱材を導入しましょう。硬質ウレタンフォームやフェノールフォームなどの断熱材だと、熱伝導率が低くしっかりと断熱してくれます。また、ガラス張りも重要なポイントです。2枚のガラスと中空層によって構成される「Low-E複層ガラス」を使用すると、中空層が熱伝達を防ぎ、断熱性が高まります。

断熱性を高めて快適なお店に

今回は、飲食店における断熱性の重要性と断熱対策についてご紹介しました。飲食店では外観や内観など見た目の雰囲気も大切ですが、お客様に快適に過ごしていただくためには断熱性も重視したいもの。断熱材やガラスの種類によって断熱性に大きく差が出るため、今から建築する場合はよく検討しましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。