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コストを抑えつつおしゃれに。飲食店の駐車場の素材選び

お店が郊外にある場合や駅から距離がある場合は、お店専用の駐車場を設けた方がお客様が来店しやすくなります。とはいえ駐車場を設けるには、敷地内や周辺にスペースを用意し、さらに駐車場として整備する必要があります。費用対効果を考え、最適な素材を選びたいですよね。そこで今回は、コストを抑えつつおしゃれに仕上げるための駐車場の素材選びについてご紹介します。

コンクリート

駐車場の素材というと、最初にコンクリートを思い浮かべる方も多いでしょう。コンクリートは駐車場を作る際に使用されるメジャーな素材のひとつで、見た目が白っぽく仕上がるため全体的に明るい印象になります。どんな外観にもマッチしやすいのが魅力です。地面がフラットになるため、車のタイヤに負担がかかりにくく、石がはねて車体を傷つけるリスクもありません。耐久性があるため、長期間に渡り使用できます。

デメリットは自分でのDIYは難しく、施工にコストがかさむことです。面積が広くなればなるほど金額は高くなるため、車が乗る部分やタイヤが乗る部分のみをコンクリートにして費用を抑えるのもひとつの手です。

アスファルト

主に道路に使われているアスファルトも、駐車場の素材として使用できます。アスファルトは砂利、砂、瀝青材料を混ぜ合わせたもので、コンクリートに比べると黒っぽい仕上がりになります。水はけが良く、雨水がたまりにくい点が魅力です。一般的には耐用年数は15年から20年程度とコンクリートよりも短く、定期的なメンテナンスが必要になります。また夏場には非常に熱くなり、車に熱を伝えてしまうため注意が必要です。

砂利

費用を抑えるなら、砂利の駐車場がおすすめです。狭い駐車場であれば、DIYで砂利を敷くこともできます。砂利を敷くことで土のままの地面よりも水はけが良くなり、ぬかるみにくいため雨天時でも安心です。

しかし、コンクリートやアスファルトと比べると耐久性は低いです。駐車を繰り返すうちに砂利が敷地外へ散らばったり雨で流されたりして、減ってしまうこともあります。また、駐車する際に石がはねて車体を傷つける可能性もあるため注意が必要です。

レンガ/タイル

レンガやタイルも駐車場の素材として使用できます。レンガやタイルにはさまざまな色や形の製品があり、デザイン性に優れています。駐車場も含めてお店全体の雰囲気をおしゃれに仕上げたい方にはぴったりです。レンガは風化しやすいため定期的なメンテナンスが必要ですが、断熱性や遮音性があるため快適に駐車できます。タイルは割れにくく、耐水性や耐久性に優れているため長期間の使用が可能です。

最適な駐車場の素材を選ぼう

今回は、コストを抑えつつおしゃれに仕上げるための駐車場の素材選びについてご紹介しました。駐車場と一口に言っても、さまざまな素材があります。見た目だけでなく、初期コストや利便性、メンテナンスの必要性なども異なります。費用対効果やお店の雰囲気を合わせて検討し、最適な素材を選びましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。