COLUMNコラム
コスパ良くおしゃれな飲食店に。木目クロスの天井のメリット・デメリット
木目クロスとは、木目の模様がデザインされたクロスのこと。自然の温かみを感じるナチュラルな空間を演出しつつ、本物の木材よりもコストを抑えて導入できます。最近では天井のクロスとして活用するのも人気です。そこで今回は、木目クロスの天井のメリット・デメリットをご紹介します。
木目クロスの天井のメリット
木目クロスの天井の最大のメリットは、そのデザイン性です。通常、天井のクロスには壁と同じものか、白いクロスが使用されることが多いです。あえて天井に木目クロスを使用することで、ほかとは一味違うおしゃれでナチュラルな空間を演出できます。木製の家具ともマッチしやすく、統一感のある内装になります。天井すべてを木目クロスにするのではなく、下がり天井など一部にアクセントとして取り入れるのもひとつの手です。
天井を木目にするには、板張り天井にする方法もあります。しかし板張り天井は自然素材を使用する分、人工素材であるクロスよりも費用がかさみがちです。また自然素材であるがゆえに、極端な寒暖差や温度差によるひび割れや反り返りなどのトラブルが生じるリスクもあります。その点、木目クロスは板張り天井と比較するとコストを抑えられます。またひび割れや反り返りなどのトラブルも少なく、メンテナンスも容易です。
木目クロスの天井のデメリット
木目クロスの天井のデメリットは、空間全体が暗く見えがちな点です。室内の照明は、天井から下に向かって照らします。そのため天井自体には照明が当たりづらく、実際のクロスの色よりも濃く見えて、空間が暗く感じられるのです。天井全体に木目クロスを使用することで、白いクロスよりも圧迫感が出てしまうこともあります。空間を明るく開放的に見せたい場合は、天井のクロスが濃く見えることを考慮し、白木のようななるべく明るめのカラーを選ぶと良いでしょう。
木目クロスを活用しておしゃれでナチュラルな飲食店に
今回は、木目クロスの天井のメリット・デメリットをご紹介しました。木目クロスは、自然の風合いを活かしたナチュラルな空間を手軽に演出することができます。圧迫感が出やすい懸念点もありますが、木目クロスにもさまざまなデザインがあるため、なるべく明るいカラーのものを選ぶことでカバーできます。
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