COLUMNコラム

食器は、料理のおいしさを引き出し、より一層お店の魅力を引き立てるために重要なものです。しかし飲食店ではデザインだけでなく扱いやすさも求められるため、どのように選べば良いか悩んでしまいますよね。そこで今回は、飲食店の食器を選ぶポイントについてご紹介します。

お店のコンセプトに合った食器

まず大切なのが、お店のコンセプトに合った色や形、素材の食器を選ぶことです。たとえば白い食器は、清潔感や信頼感をイメージさせ、幅広い料理によく合います。野菜を活かした料理や華やかなデザートなど、料理そのものの色を引き立てたい場合にもぴったりです。黒い食器だと、スタイリッシュで重厚感のある印象になります。お店の定番である料理には、イメージカラーの器を使用するのも良いでしょう。

形は、丸型やオーバルだと優しい印象、角型だとすっきりと洗練された印象になります。ナチュラルな木製の食器や、透明感のあるガラスの食器など、素材によっても異なる雰囲気を演出できます。

使用頻度が高い食器はコスパを重視

よく注文されるメニューに使う食器や、すべてのお客様が使用するドリンク用のグラスなど、使用頻度が高い食器はコスパを重視して選ぶのがおすすめです。使用頻度が高いほど、破損や数が不足するリスクも高まります。見た目が良くて割れにくく、値段もさほど高くない食器であれば、十分な数を用意しやすく安心です。

逆にたまにしか登場しないメニューの食器には、高価でもこだわって選んだお気に入りの食器を取り入れると、より特別感を演出できます。

収納スペースに見合った器を選ぶ

飲食店では大量の食器を使用するため、想定よりも収納スペースが必要になることも多いです。小さなスペースに無理やり食器を詰め込んでしまうと、取り出しづらく作業効率が下がり、スタッフのミスや地震の揺れなどで破損するリスクも高まります。

食器を選ぶ前に、まず収納場所のサイズを測っておきましょう。限られたスペースを活用するためには、複数のメニューで共用できる食器を揃えるのがおすすめです。また、収納しやすいスタッキングできる食器を選ぶことも重要です。

飲食店に合った食器で料理の魅力を引き立てる

今回は、飲食店の食器を選ぶポイントについてご紹介しました。たくさんの種類の中から、予算内で必要な数量の食器を揃えるのは大変な作業です。しかし食器には、料理の魅力を最大限に引き出すパワーがあります。より魅力的な飲食店をつくるために、ぜひお店に合った食器を見つけてみてください。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。