COLUMNコラム

【飲食店キッチン】防水設計で迷ったら?ドライとウェットの選び方

飲食店のキッチンは「ドライ」か「ウェット」どちらを選ぶべき?

飲食店の立ち上げを考えるとき、立地や外装、人材配置など考慮すべき要素は多岐にわたります。 その中でも、実際に料理を作る「キッチン」の設計は特に重要なポイントです。

機能性を追求しつつ、清潔感を保ち、従業員が快適に作業できる動線設計を実現することが求められます。

その際に選択肢となるのが、「ドライキッチン」と「ウェットキッチン」のどちらにするかという問題です。

ウェットキッチンの特長

ウェットキッチンとは、床に水を流して掃除ができる構造を持つキッチンのことです。

このタイプは防水工事がしっかり施されており、従来型のキッチンとして多くの飲食店で採用されています。

メリットとしては、掃除が簡単で、大量の水を使用しても問題がない点が挙げられます。

しかし、管理が行き届いていない場合、衛生状態が悪化しやすく、臭いやカビの原因になることがデメリットです。

ドライキッチンの特長

一方、ドライキッチンは床に水を撒かない設計のキッチンです。 キッチン内が常に乾燥した状態を保てるため、雑菌の繁殖を抑えることができ、衛生面で優れています。

また、床に水を撒かないため、傾斜を設ける必要がなく、従業員の足腰への負担軽減や転倒リスクの低減にもつながります。

そのため、近年では多くの飲食店で主流となりつつある選択肢です。

ウェットかドライか―防水工事の必要性を考慮したキッチン選び|

結論からいうと、カフェやバーなど火を使った料理をしない場合は、床が油まみれにならないので、ドライキッチンを採用するべきでしょう。

しかし、業態によっては、油を多く使うなどのキッチンも想定できるでしょう。

その様に、日常的に火や油を使う場合は、清掃を簡単にするためにウェットキッチンを採用した場合がいいと言えます。

 

キッチンの種類をどちらにするか考えることで、防水工事の必要性も変化してきます。

ウェットキッチンを採用する場合、防水工事は必須です。水漏れが発生すると営業停止につながる可能性があり、適切な工事が欠かせません。

一方、ドライキッチンの場合、防水工事が不要な場合もありますが、設置場所や設備によって判断する必要があります。

 

どちらを選ぶにしても、設備が従業員の使いやすさを考慮したものであることが重要です。

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