COLUMNコラム

飲食店にとって、料理の美味しさと同じくらい大切なのが「居心地の良さ」。

その空間づくりに欠かせない要素のひとつが、ソファ席です。

ただし、ソファにはさまざまな形状や素材、サイズがあります。雰囲気に合っていなかったり、使い勝手が悪かったりすると、かえってお客様にストレスを与えてしまうこともあるため注意が必要です。

この記事では、飲食店の開業をお考えのオーナー様に向けて、居心地と実用性を両立させるソファの選び方をご紹介いたします。

1. スペースに合ったサイズで動線を確保

店舗の広さに対して大きすぎるソファを置いてしまうと、席の間隔が狭くなり、圧迫感のある空間になってしまいます。

また、通路の幅が確保できないと、スタッフの動きやお客様の出入りにも支障が出てしまいます。

目安として、席間の通路幅は最低60cm、できれば80cm程度あるとスムーズです。

ゆったりとくつろげる環境づくりのためにも、スペースに合ったサイズ感のソファを選びましょう。

2. テーブルとの高さのバランスをチェック

いくら座り心地が良くても、テーブルとソファの高さが合っていなければ、食事がしづらくなってしまいます。

特に柔らかく沈み込みのあるソファは、座ると想定以上に低くなる場合があります。

座面の高さだけでなく、実際に座ったときの感覚もチェックすることが大切です。テーブルとの高さに違和感がないかをしっかり確認して選びましょう。

3. コンセプトに沿ったデザインを選ぶ

ソファは面積が大きく視覚的な印象も強いため、店舗全体の雰囲気づくりに大きな影響を与えます。

内装や他の家具とテイストを揃え、店舗のコンセプトにマッチしたデザインを選ぶことで、統一感のある空間に仕上がります。

ナチュラル、ヴィンテージ、モダンなど、狙いたい雰囲気に応じて素材や色味を選ぶのもポイントです。

ソファ選びで「また来たくなる」空間に

今回は、飲食店に合ったソファの選び方についてご紹介しました。

ソファは、お客様がリラックスできるかどうかを左右する重要な要素です。サイズや高さ、デザインまで丁寧に選ぶことで、長く愛される店舗づくりが実現します。

東京渋谷区に拠点を置く店舗設計のクリアデザインは、お客様やお店で働くスタッフにとって、居心地のいい空間づくりのご提案から設計・施工まで一貫してサポートしています。

飲食店の開業をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。