COLUMNコラム

電気代高騰の今、開業前に知っておきたい!飲食店の節電ポイント

電気代の高騰が続く今、厨房機器や空調設備など、電気を多く使う飲食店にとっては大きな負担となっています。
「料理やサービスの質は落としたくないけれど、経費はなるべく抑えたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

特にこれから飲食店を開業するオーナー様にとっては、初期段階から電気代を意識した設計・設備導入を行うことで、長期的なコスト削減につながります。

今回は、電気代高騰の今だからこそ実践したい、飲食店で取り組める節電対策をまとめました。
経費を抑えながら効率よく運営したいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

スタッフ全員で取り組める「照明管理」

まず取り組みやすいのが、照明のムダをなくすことです。
お客様がいない場所や時間帯にまで照明がついているのは、無駄な電気代につながります。

以下のようなポイントを見直してみましょう:

  • バックヤードや更衣室など、スタッフ専用エリアの照明管理
     →「最後に出る人が電気を消す」をルール化
     → 節電の張り紙をスイッチ付近に貼って意識づけ

  • 客席の照明は時間帯や混雑状況に合わせて調整
     → 平日昼間は使用していない座敷や個室の照明をオフにする
     → 夜営業の直前までは最小限の明るさにしておく

日々のちょっとした意識改革が、月々の電気代に大きく影響します。

LED照明への切り替えで、ムリなく省エネ

もしまだ蛍光灯や白熱電球を使用している場合は、LED照明への切り替えを検討してみましょう。

LEDは消費電力が非常に少なく、しかも寿命が長いという特徴があります。
たとえば、以下のような違いがあります:

  • 白熱電球 → 約1,000〜2,000時間の寿命

  • 蛍光灯 → 約13,000時間

  • LED → 約40,000時間の長寿命

初期コストはやや高めですが、交換頻度が減ること、電気代が下がることを考えると長期的にはお得です。
開業前に照明計画を見直しておくことで、運営開始後のランニングコスト削減につながります。

厨房機器・空調は「省電力型」&「最新モデル」がカギ

厨房では、冷蔵庫・コンロ・製氷機・電子レンジなどさまざまな機器が並びます。
これらの中で、古いモデルを使っていると無駄な電力消費が発生しがちです。

特に10年以上前の機器を使用している場合は要注意。
最新の省エネモデルでは、消費電力が数割も削減できるケースがあります。

とはいえ、高価な機器を一気に買い替えるのは難しいことも。そんな時は以下の選択肢も検討しましょう:

  • リース契約で最新モデルを導入

  • 省エネ基準を満たした中古機器を活用

導入費用と電気代の削減効果を照らし合わせながら、無理のない方法で進めることがポイントです。

設計段階から「光と電気」を意識する店舗づくりを

節電は運営中だけでなく、設計段階からの工夫でも大きく変わります。

たとえば…

  • 自然光が入りやすい間取りにする

  • 空調効率を高めるように厨房とホールの動線を考える

  • 電力を多く消費する設備の配置を最適化する

このような設計の工夫によって、無駄な電気使用を減らし、快適な空間を維持しながら光熱費をカットすることが可能です。

東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、開業前の設計から、運営コストを見据えた省エネ対策まで一貫してご提案しています。

「これから飲食店を始めたい」「内装をおしゃれにしたい、でもランニングコストが心配…」

そんな方も、ぜひお気軽に当社までご相談ください。