COLUMNコラム
飲食店の印象は窓で変わる。種類ごとの特徴と選び方を解説
飲食店の内装を考える際、壁や家具に目が向きがちですが、実は空間の印象を大きく左右するのが「窓」です。自然光を取り込み、開放感を生み出すだけでなく、店内の雰囲気を外へ伝える役割も担っています。
また、立地条件や業態によって、最適な窓の形状や機能は異なります。採光を重視するのか、換気を優先するのか、防音や防犯を重視するのかによって選び方は変わります。
本記事では、飲食店づくりに役立つ窓の種類と、それぞれの特徴についてわかりやすく解説します。これから飲食店開業をお考えのオーナー様は、ぜひ本記事をご参考ください。
飲食店でよく採用される窓の種類
飲食店の店舗設計でよく使われる窓は、主に以下の6種類です。
・引き違い窓
・上げ下げ窓
・滑り出し窓
・FIX窓
・出窓
・天窓(トップライト)
それぞれの特徴を順に見ていきましょう。
引き違い窓|扱いやすさを重視するなら
左右2枚のガラス戸をスライドさせて開閉する、もっとも一般的な窓です。開閉がしやすく、換気や採光に使いやすいのが特徴です。
ただし、構造上すき間が生じやすいため、気密性や防音性はやや劣ります。交通量の多い道路沿いの飲食店や、静かな空間を重視する業態では慎重に検討したいタイプです。
上げ下げ窓|デザイン性と機能性のバランス
上下にスライドさせて開閉する窓で、下部のみ可動するタイプと、上下とも動くタイプがあります。左右にすき間ができにくいため、気密性や断熱性に優れています。
遮音性や防犯性にも配慮しやすく、住宅街や夜営業が中心の飲食店にも向いています。クラシックな雰囲気を演出できる点も魅力です。
滑り出し窓|効率よく換気をしたい場合に
滑り出し窓には、「たて滑り出し窓」と「よこ滑り出し窓」があります。
たて滑り出し窓は、外に向かってドアのように開く構造で、風を効率よく室内に取り込めます。自然換気を意識したカフェやベーカリーなどに適しています。
よこ滑り出し窓は、ひさしのように開くため、雨が入り込みにくい構造です。天候に左右されにくく、厨房まわりの換気補助として活用するケースもあります。
FIX窓|光と景色を取り込む
FIX窓は開閉できない固定式の窓で、「はめ殺し窓」とも呼ばれます。換気はできませんが、その分気密性が高く、大きなガラス面を確保しやすいのが特徴です。
外の景色を楽しめる立地や、店内を明るく見せたい飲食店に適しています。通行人から店内の様子が見えるため、集客面でも効果が期待できます。
出窓|空間に奥行きをつくる
建物の外側へ張り出した形状の窓で、ガラス面が多く採光性に優れています。店内に奥行きが生まれ、コンパクトな物件でも広がりを感じさせることができます。
ディスプレイスペースとして植物や小物を飾るなど、店舗コンセプトを表現する場として活用するのもおすすめです。
天窓(トップライト)|立地条件をカバーする
屋根に設ける窓で、上から光を取り込む仕組みです。周囲に高い建物がある場合や、間口が狭い物件でも、効率よく自然光を確保できます。
特に都心部では隣接建物との距離が近いケースも多いため、天窓の活用によって店内の明るさを確保できることがあります。ただし、断熱や遮熱対策も同時に検討する必要があります。
まとめ|窓はデザインと機能の両面から選ぶ
窓は単なる開口部ではなく、採光・換気・防音・防犯など多くの役割を持つ重要な要素です。業態や立地条件、客層に合わせて種類を選ぶことで、より居心地の良い飲食店づくりにつながります。
東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、物件の特性や周辺環境を踏まえた窓計画をご提案しています。飲食店としての使いやすさはもちろん、外観デザインやブランドイメージまで一体で考えた設計を大切にしています。
これから店舗づくりをお考えのオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。