COLUMNコラム

飲食店開業を成功させるために重要なポイントは多々ありますが、中でも重要なのが立地です。料理の質や価格、サービスなども重要ですが、立地が悪いと気軽に足を運ぶことはできません。「味さえよければお客さんは集まるだろう」と不便な立地を選ぶと、ただでさえ集客が難しい開業当初に大きな足枷となってしまいます。そこで今回は、飲食店開業の失敗を避けるための立地調査についてご紹介します。

コンセプトに合った街か調べる

まずはお店のコンセプトを明確にし、どんな層をターゲットにするか決めます。街の雰囲気や治安は、店のブランディングにも大きな影響をもたらします。人通りが多くても、店のコンセプトと一致しなければ来店にはつながりません。周囲にどんなお店が多いか、どんな人が歩いているかを実際に街を歩きながらチェックしましょう。

商圏の範囲を確認する

ターゲットとなる客層が生活する、商圏の範囲を確認しましょう。特に知っておきたいのが、商圏の中でももっとも顧客が多く、来店頻度が高いとされる「一次商圏」です。一次商圏は都市部であれば500m、郊外であれば3km以内の範囲とされており、この範囲内にお店があれば頻繁に利用する可能性が高くなります。

出店コストを確認する

条件の良い街は、それだけ出店コストも高くなりがちです。飲食店を営業している限り、家賃の支払いはずっと続きます。立地を重視して家賃の高い店舗を選ぶと、飲食店が軌道に乗るまでのやりくりが大変です。集客に見合う家賃かどうかをきちんと見極め、払い続けられる範囲で出店コストの予算を定めましょう。

ベストな立地を選んで飲食店開業を成功させよう

今回は、飲食店開業前にやっておきたい立地調査のポイントについてご紹介しました。飲食店の開業を成功に導くには、立地がカギを握ります。お店のコンセプトや出店コストと照らし合わせつつ、実際に現地に赴きベストな立地を選びましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。