COLUMNコラム

【事例あり】飲食店内装で「ブルー」を使ったアイデア紹介

【店舗】

2024.10.03

飲食店のデザインではブルーが使いにくい色だとされていますよね。
その理由は、色彩やデザインの研究の観点から、一般的にブルーは「食欲減退させる色」だと言われることにあります。

逆に、暖色系(赤やオレンジ、黄色など)の色は食欲を増進させる効果があるとされており、飲食店向きの色としてよく使われてきました。

飲食店での内装にブルーを取り入れることは、使い方を間違えれば飲食店経営の存続にかかわる…。

そのため、多くの飲食店オーナーが避けられがちなカラーなのです。

飲食店の内装にブルーを取り入れるメリットは2つあります。

一般的にブルーは、食欲を減退させる色とされているため、飲食店の内装には適していません。

しかし、ブルーを使った飲食店のデザインが少ないため、お客様にとっても印象に残りやすく、他店との差別化が可能です。

ブルーを上手く取り入れることで、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作り出せます。

デザイン性の高い空間をつくりたいオーナー様におすすめの差し色です。

飲食店の内装にブルーを取り入れるポイントは、「全体ではなく、差し色として取り入れる」ことです。

ここからは、私たちクリアデザインが以前に手がけた店舗のデザイン事例をご紹介します。

これは、私たちがデザインを手がけた浅草 × 自然食カフェ【ＳＵＫＥ６ＤＩＮＥＲ】です。

浅草に来るインバウンド客を迎えるため、インターナショナルな雰囲気にしつつ、食堂のようなどこか温かみのあるデザインに仕上げました。

この店内のカウンター下にブルーを使用しています。

大胆にブルーを差し色として使用しながらも、あまり食事中目につかないところにポイントで使うことでアクセントに。

飲食店内装　ブルー

店全体が落ち着いた雰囲気を出しつつ、かつモダンでスタイリッシュな側面も醸し出しています。

また、膨張色である白を基調としたダイニングやキッチンに、一つアクセントとして水色を入れるというデザインは非常にうまくいき、その場所を広々とした、清潔感のあるイメージにすることができます。

そのため、限られた面積で店舗をデザインしていく際にも白と青はオススメできる組み合わせです。

青はその他にもアイデア次第で、様々な使い道があります。
例えば、トイレなどはその良い例です。

青は集中力を高め、心を落ち着かせる効果もあるため、実はトイレの色としては非常に適しています。
水色と白を組み合わせることによって、空にいるような爽やかな雰囲気が出るのでおすすめです。

水色と白以外でも、全体を海に見立てたような、深い青を使うことによって、まるで深海にいるような神秘的な雰囲気が出るなど、ブルーの取り入れ方次第で空間全体を落ち着いたものにできます。

上記で紹介したように、クリアデザインでは他の店舗で避けられがちな「ブルー」のようなデザインもうまく取り入れ、デザイン性の高い他社と差がつく空間を実現しています。

他社とひと味違った店舗設計にしたい方や、色やデザインでお悩みの方は、是非知識と経験豊富なクリアデザインまでお気軽にご相談ください。