COLUMNコラム
デートで選ばれるバーをつくるには?設計で差がつく空間づくりのコツ
飲食店を設計する際には、まず「どんなお客様に選ばれたいか」を考える必要があります。
いわゆる“ペルソナ”を設定し、ターゲットに合わせた店舗づくりを行うことが、集客にも直結します。
今回のテーマは「デートで選ばれるバー」。
特別な夜に選ばれる店には、料理やお酒だけではない“空間設計”の工夫があります。
これからバーの開業を検討しているオーナー様は、ぜひご参考ください。
なぜバーはデートに選ばれるのか?
少し親しくなった二人が距離を縮めたいとき、バーは定番の選択肢です。
最近では、日本酒バーなども人気があり、若いカップルの間でも利用されています。
もちろん、お酒そのものが目的ではありますが、実際には「バーという空間」自体が持つ“特別感”や“会話しやすい雰囲気”が、選ばれる理由になっているのです。
カウンター席の力──横並びだからこそ、話しやすい
バーと言えば、やはりカウンター席。
向かい合うテーブル席と違い、隣に座るスタイルは目線のやり場に困らず、自然とリラックスしやすくなります。
また、会話が途切れたときでも、目に入ったバーテンダーの動きや店内の雰囲気が“話のネタ”になります。
「シェーカーを振る姿に興味を持って話題にする」「困ったらバーテンダーに助け舟を出してもらう」──こんなやりとりが生まれるのも、バーならではの魅力です。
店側にとっても効率的なカウンター設計
カウンター席は、お客様にとって話しやすい空間であると同時に、スタッフにとっても効率的な設計です。
例えば、テーブル席ばかりのバーでは、注文を聞いてからドリンクを運ぶまでの動線が長くなり、スタッフの負担も増えます。
その点、カウンター越しに提供できる設計であれば、接客効率も上がり、落ち着いた雰囲気を維持しやすくなります。
また、調理やカクテルづくりの様子をお客様に“見せる”ことで、ライブ感のあるバー体験を演出できます。
これは、バーにおいて「エンターテインメント性」としても重要な要素です。
デザイン性と機能性を両立したバーをつくるには
「おしゃれなだけじゃない」──それが、デートで選ばれるバーに必要な条件です。
人がリラックスできる高さの椅子、隣同士で過ごしやすい距離感、照明の配置や音響設計など、細かな部分の積み重ねが空間の印象を大きく左右します。
私たちクリアデザインでは、人間工学にもとづいた座席設計やスタッフの動線に配慮したカウンター設計を行いながら、おしゃれで実用性のあるバー空間を提案しています。例えば、カウンター席についてはのようなオシャレな設計をすることも可能です。
東京渋谷区を拠点に、飲食店に特化した店舗設計を手がける店舗設計のクリアデザインでは、オーナー様の理想に最適なご提案を行っております。
もし、これからバーを出店する予定があるという方は是非一度、店舗設計のクリアデザインまでご相談ください。