COLUMNコラム
シミや食べかすに負けない!布製家具のお手入れテクニックをご紹介
飲食店では、料理やサービスと同じくらい「清潔感」が重要です。特にソファやイスは、お客様が長時間直接触れる場所。表面の見た目だけでなく、座面や隙間の衛生状態も、お店の印象を左右します。
これから店舗を開業されるオーナー様にとって、家具の選び方や日々のお手入れ方法を知っておくことは、心地よい空間づくりの大切な一歩です。
今回は、ファブリック生地(布製)のソファ・イスにつきやすい汚れの特徴と、簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。
飲食店開業をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
ファブリックソファ・イスに多い汚れの種類
布製の家具は、皮脂や汗、化粧品など、肌からの汚れが付きやすい傾向があります。
さらに飲食店では、食べこぼしや飲み物のシミも避けられません。特に小さなお子さま連れのお客様が多い店舗では、食べかすや飲料のこぼれによる汚れが蓄積しやすくなります。
こうした汚れを放置すると、見た目だけでなく衛生面にも悪影響を及ぼします。
日常のお手入れポイント
日々の掃除では、まず座面や背もたれの大きなゴミを粘着クリーナーで取り除きます。
粘着クリーナーで取り切れないホコリは、布の織り目に沿ってブラッシングすると効果的です。
また、一見きれいに見えても、背もたれと座面の隙間には小さなゴミが溜まっていることがあります。こうした部分は掃除機を使い、布団用ノズルや布団クリーナーでしっかり吸い取りましょう。
汚れがついたときの対処法
飲み物をこぼしたり、食べ物で汚れた場合は、すぐに対応することが大切です。
食器用の中性洗剤を小さじ1杯、お湯1リットルに溶かし、布を浸してしっかり絞ってから汚れを拭き取ります。
このときお湯は30~40℃程度にとどめ、熱湯は避けましょう。
拭き取り後は、洗剤を含まないお湯で再度布を濡らして絞り、残った洗剤を拭き取ります。最後に乾いた布で乾拭きし、十分に乾燥させてください。
メンテナンス性を考えた家具選びも重要
どれだけ丁寧に扱っても、飲食店では家具が汚れる場面は必ずあります。
開業時には、日々のお手入れを想定した家具選びも重要です。特にカバーリングタイプの布製ソファは、カバーを外して洗濯できるため清潔を保ちやすく、メンテナンスの手間も軽減できます。
カバーだけ買い替えることもできるので、長くきれいな状態を維持できます。
清潔感を保って居心地の良いお店に
ソファやイスは、お客様がくつろぐための大切な要素です。
こまめなお手入れと、清掃しやすい家具選びを組み合わせることで、いつでも気持ちよく利用できる空間を維持できます。開業準備の段階からこうしたポイントを意識し、清潔感と居心地の良さを両立させましょう。
東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、飲食店の設計から施工まで一貫対応しています。家具の配置や選定を含めた内装デザインで、オーナー様の理想を形にします。飲食店開業をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。