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飲食店のアルバイト面接で確認すべき3つのポイントとは?長く働いてもらうための面接術

飲食店スタッフ

飲食店では、アルバイトスタッフが日々の営業を支える重要な存在です。とはいえ、「採用しても数日で辞めてしまった」「思ったよりシフトに入れない人だった」といったミスマッチに悩むオーナー様も多いのではないでしょうか。

そこで鍵となるのが、採用前の面接での見極めです。今回は、アルバイト面接でチェックすべきポイントを3つに絞ってご紹介します。
これから飲食店開業を目指すオーナー様も、採用に失敗しないための参考としてぜひご活用ください。

1. 履歴書の書き方から人柄を読み取る

まず最初に確認したいのが履歴書の内容です。氏名や年齢、志望動機、学歴・職歴などの基本情報に加えて、「記入の丁寧さ」も重要なチェックポイントです。
文字が丁寧に書かれているか、空欄が多すぎないかといった部分からも、その人の誠実さや仕事への姿勢が垣間見えます。

また、趣味・特技欄も見逃せません。

例えば「イラストが得意」とあれば、手描きのPOPづくりで活躍してくれるかもしれませんし、「人と話すのが好き」であればホール業務でのコミュニケーション力に期待できます。単なる書類チェックにとどまらず、お店にマッチするかどうかという視点で確認しましょう。

2. 志望動機を深掘りして、意欲や価値観を探る

次に確認したいのが志望動機です。履歴書に書いてある内容をもとに、面接ではさらに深掘りして質問してみましょう。

例えば「家から近い」「時給が良い」といった理由であっても、「通いやすさを重視している=長く働ける可能性が高い」といった判断材料になります。

一方で、「将来自分のお店を持ちたい」「接客を学びたい」などの前向きな動機がある場合は、成長意欲の高い人材として育成も視野に入れられます。
応募者の考え方や価値観を聞くことで、お店との相性が見えてくるはずです。

3. シフトと給与の希望をしっかり確認する

意外と見落とされがちですが、面接時には「いつ・どのくらい働けるか」「どの程度の収入を希望しているか」といった働き方の希望をしっかりヒアリングすることが大切です。

実際のシフトに入れない人を採用してしまうと、お互いにとってストレスになり、短期間での退職につながりかねません。
あらかじめ店舗側のシフト体制や繁忙時間帯を伝えた上で、応募者の希望とどこまですり合わせられるかを確認しましょう。

希望に合わない場合は、その場で無理に採用するのではなく、「〇曜日の夜に入れる人を募集している」といった条件を明確に伝え、ミスマッチを防ぐことが肝心です。

面接の質が、アルバイト定着率を左右する

即戦力として働けるスタッフを採用するには、履歴書と面接で応募者の人柄や働き方への意識をしっかり把握することが大切です。
限られた面接時間でも、3つのポイントを押さえておけば、相性の良いスタッフを見極めやすくなります。

飲食店はチームワークが命。面接時の丁寧なコミュニケーションが、働きやすい職場づくりの第一歩となります。

東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、スタッフ動線やオペレーション効率を考慮した店舗づくりをご提案しています。

飲食店開業に向けて、空間設計はもちろん、人の働きやすさまでを視野に入れた設計をお求めのオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。