COLUMNコラム
飲食店の「居心地」は椅子で決まる?お店に合った椅子選びのポイント
飲食店でお客様が長く過ごす「椅子」は、居心地の良さに大きく影響します。見た目のデザインはもちろん大切ですが、実は座り心地や高さ、素材などによっても印象が大きく変わります。
「どんな椅子を選べばいいのか分からない…」と悩む開業前のオーナー様も多いのではないでしょうか?
今回は、店舗に合った椅子を選ぶための具体的なポイントをお伝えします。
これから飲食店開業をお考えのオーナー様は、ぜひ本記事をご参考ください。
ソファ席は「高さ」が快適さの分かれ道
リラックスできるソファ席は人気がありますが、選ぶ際に注意したいのが座面の高さです。あまりに低いソファは、足を伸ばしてくつろげる反面、テーブルとのバランスが悪くなり、食事がしづらくなることも。
特にランチやディナーなど食事がメインのお店では、適度に高めのソファを選ぶのがポイントです。一方で、カフェや喫茶店のようにドリンク中心のお店では、低めのソファでも問題ないでしょう。
業態に合わせた高さ選びが、お客様の過ごしやすさにつながります。
革素材は雰囲気◎、でも「劣化」に要注意
本革や合皮の椅子は、高級感があり落ち着いた雰囲気づくりに最適です。ただし、飲食店では使用頻度が高いため、劣化のスピードにも注意が必要です。
特に「PU(ポリウレタン)レザー」は見た目がリアルでも、数年で表面が剥がれてくることがあります。長く使う場合は、素材の耐久性やメンテナンスのしやすさも踏まえて選びましょう。
どうしても劣化が避けられない素材を選ぶ場合は、数年ごとの買い替えも想定して予算を立てておくことが安心です。
掃除のしやすさは「清潔感」に直結
飲食店では、食べこぼしや飲み物の飛び散りが日常的に発生します。だからこそ、椅子選びでは「掃除のしやすさ」も見逃せません。
たとえば、布張りの椅子は見た目はおしゃれでも、汚れが染み込みやすくお手入れが大変です。一方で、木製の椅子や防汚加工された素材であれば、サッと拭くだけで清潔を保てます。
「忙しい時間帯でも手間をかけずに掃除できるか?」という視点で選ぶと、長く快適に使える椅子に出会えるでしょう。
デザインだけでなく「使いやすさ」にこだわる
椅子はお店の世界観を形づくる大切な要素ですが、それ以上に「使いやすさ」や「お手入れのしやすさ」も重要です。
店舗の雰囲気にマッチしつつ、お客様がゆったりと食事を楽しめるような椅子を選ぶことが、リピーター獲得にもつながります。
また、椅子は席数分用意するため、コスト面も無視できません。長期的に見て負担にならないように、機能性と予算のバランスを考えながら選定していきましょう。
飲食店の椅子選びでお悩みなら、プロに相談を
飲食店の椅子をなんとなくで選ぶと後悔しやすいアイテムです。店舗の広さ、業態、ターゲット層に応じた家具選びは、オープン後の運営を大きく左右します。
東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、飲食店のコンセプト設計から家具の選定、内装施工まで一貫して対応しています。
お客様にとって心地よい空間を実現するための店舗づくりを、経験豊富な設計士がサポートいたします。
「椅子や内装選びも提案してくれる設計事務所がいい」そんな方は、ぜひお気軽にクリアデザインまでご相談ください。