COLUMNコラム

飲食店開業前にやるべきこと。迷わないためのコンセプトづくりの進め方

飲食店を始めようと決めたら、まず最初に取り組むべきなのがコンセプト設計です。
メニューや内装、価格設定など、すべての方向性を決める“軸”になるのがコンセプト。

ここが曖昧なまま進めてしまうと、店づくりの途中で判断に迷ったり、最終的に「どんなお店なのか伝わらない」仕上がりになってしまうことにもなりかねません。

今回は、これから飲食店を開業されるオーナー様向けに、コンセプト設計のステップと考えるべきポイントをわかりやすくご紹介します。
お店の魅力をしっかり伝えるための準備として、ぜひご一読ください。

スタートは「アイデア探し」から

最初から完璧なコンセプトを思いつくのは難しいもの。
まずは、自分の中にある「こんなお店があったらいいな」という気持ちに目を向けてみましょう。

  • 自分が通いたくなるお店

  • 今までになかった料理や空間

  • SNSやテレビ、雑誌などで気になった事例

  • 競合店の強みと弱み

など、ヒントは身の回りにたくさんあります。
いろいろな情報にアンテナを張って、自分なりのアイデアを見つけるところから始めてみてください。

立地や時代のニーズと照らし合わせる

「いいアイデアが浮かんだ!」と思っても、実際にそのお店が成り立つかどうかは別問題です。
大切なのは、それがそのエリアのニーズに合っているかを見極めること。

  • 出店予定地の周辺にはどんな店があるか

  • ターゲット層は誰か(年齢層・ライフスタイルなど)

  • 最近の食のトレンドや社会的な動向

たとえば住宅街とビジネス街では、求められるお店の形も大きく変わります。
実際にその土地を歩いてみて、人通りや近隣店舗の様子をリサーチすることも非常に有効です。

コンセプトは「ひと言」で伝えられるように

考え抜いたコンセプトも、伝わらなければ意味がありません。
最後は、お客様に伝わる形にキャッチフレーズ化していきましょう。

例:

  • 「野菜を楽しむ、一日分のごちそう定食」

  • 「路地裏の隠れ家ビストロ」

  • 「旅する気分で味わうアジア屋台料理」

あまり長すぎず、ひと目でお店の特徴が伝わる表現が理想的です。
コンセプトは、お客様にとっての“来店する理由”になります。ブレない言葉に落とし込むことがポイントです。

自分だけのお店をつくるために、まずは地図を描こう

今回は、飲食店開業におけるコンセプト設計の進め方をご紹介しました。
コンセプトは、どんな料理を出すか、どんな空間にするか、どんな人に来てほしいかを明確にするための“地図”です。

この地図があるからこそ、内装・メニュー・集客などのすべてが一貫したお店づくりが可能になります。

「何から考えていいかわからない」「頭の中のイメージを形にしたい」とお悩みのオーナー様は、ぜひ私たちにご相談ください。

東京渋谷区を拠点に活動する店舗設計のクリアデザインでは、コンセプトのご提案から設計・施工までトータルでサポートしています。
飲食店開業の第一歩として、理想のお店を一緒に形にしていきましょう。お気軽にご相談ください。

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