COLUMNコラム

飲食店の出店場所は?空中階?路面店?

飲食店の物件選びで気になる「出店向きの場所」

飲食店の出店場所は大きく分けると3つあり、路面店と空中階・地下店となります。
「路面店」は通りに面した店舗のことで、集客にあたっては最も有利とされますが、家賃は高い傾向にあります。

「空中店」はビルの2階やそれよりも上層にある店舗で「地下店」はそのまま、地下に位置するお店となります。

それぞれの出店場所で理解しておくべきポイント

上の3つの出店場所はそれぞれのキャラクターがあり、それを理解していく必要があると言えます。

路面店

  • 視認性が高く、集客率が高まる。
  • 道を歩いていて一番目につくお店というのが路面店です。
    歩行者からも見つけやすく、車での移動中にも見つけやすいため、集客に有利な形態です。
    また、外から店舗内の様子を伺えるようにも設計できるため、新規のお客様が入りやすい店舗の雰囲気を演出することもできます。

  • コストが高い
  • 空中階と地下階と比べて、路面店は家賃や取得費などのコストが2倍近く違うと言われています。
    これがテナントが入れ替わり続ける原因の一つなのですが、この点はデメリットと言えるでしょう。

    空中階・地下階

    空中階、地下階に関しては高さの面では全く違うものの、全体としての特徴は非常に似たものになります。

  • 視認性が低くなる
  • 路面店とは反対に、視認性が低くなります。
    道を歩いていても、もちろん歩行者の目にはつかないので、対策として看板などの設置など行うと視認性が少し向上します。

  • 賃料が安く、値引き交渉がしやすい
  • 視認性が低いことも相まり、路面店より賃料が安くなるので、この点は大きなメリットとなるでしょう。
    同様の理由から、値引き交渉などもしやすくなります。

  • 喧騒から離れているため、落ち着いた雰囲気の店づくりが可能
  • また、道端の喧騒から離れるため、通常の店舗より音害が少なくなり、静かな環境が自然にできるため、落ち着いた雰囲気の店づくりがしやすくなり、カップルや富裕層をターゲットとしたお店には向いていると言えるでしょう。
    また、地下なら、少しダークな雰囲気の隠れ家バー、上層階ならば、開放的な雰囲気のカフェやレストランなどの用途が考えられます。

    「出店場所」は7割でも、全てではない

    店舗の成功は出店場所が7割と言われています。
    しかし、飲食店も増えてきて飽和状態となっている昨今では、単に路面店を展開できたからといって利益を確実に上げる保証はありません。

    私たちクリアデザインはコンセプトからデザインを行い、経営者の方の考え方にマッチした動きやすい飲食店のデザインを行なっております。

    飲食店を展開していこうと考えておられるオーナー様、「こうしたい」というコンセプトをお持ちのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。