COLUMNコラム
本棚のある店の魅力、ブックカフェから学ぶ居心地の良い店舗って?
店内の本が居心地の良い環境を演出
飲食店を成功させていくためには、店舗を居心地のいい空間にするということも非常に重要な要素となってきます。
特に最近流行りとなっているのがブックカフェです。
例えば一番有名なのが本屋大手のTSUTAYAとコーヒー業界の大手スターバックスがコラボした「本が読めるカフェ」で、実際に本屋とカフェが合体した形になり、コーヒーを頼めばTSUTAYAの本が1冊読めるという仕組みになっています。
また、千駄木にある「結構人 ミルクホール」というブックカフェは店内に本がたくさん置いてある代わりに、カフェは完全にお一人様専用で、カフェ内の私語も禁止、本を読むことに集中してもらうという強いコンセプトを持ったカフェもあります。
理想の本棚って?店の雰囲気を壊さない本棚を考える
ブックカフェを開くに当たって重要となるのが、本の配置の仕方です。
通常どおりに背表紙をむけて本棚に本を置くのではなく、表表紙を向けて、本のデザインを見せるような配置にすると、おしゃれに本を配置することができます。
また、逆にありとあらゆる本を本棚に詰め込むというのも逆の発想で客の興味を引きます。
「どんな本があるのか」という客の好奇心をくすぐることができるのです。
どれが理想の本棚かということに関しては、「店の雰囲気」、「店のコンセプト」にあった本棚を選ぶべきでしょう。
本棚はどこに置くべき?動線計画に基づく合理的な配置
また本棚自体もどこに置くのかということを気をつけてみるといいでしょう。
例えば、本棚を空間の仕切りとして設置することで効果的に店の空間設計ができるようになります。
置き方に関しても、大きさで揃えたり、ジャンルで揃えたりといった様々な並べ方があります。
それによって店のデザインも変わってくるのでよく考えて本を配置しましょう。
店の雰囲気にあった本選びを考えよう
店の雰囲気によっても集める本は違うはずです。
スタイリッシュなのか、古民家風なのか、特定のジャンルに特化するのかによって並べる本は大きく変化するので店の雰囲気にあった本選びを考えていきましょう。
ここまで、ブックカフェについて紹介してきましたが、同時に、ブックカフェにするということはそこで本を読んでもらわなければならない分「回転率」ということ自体は落ちてしまいます。
逆にこのような店は「回転率をあげる」のではなく、「リピーターを増やす」という観点で考えるとうまくいくのかもしれません。
あなたの理想を叶えるクリアデザインの店舗設計
上で紹介したブックカフェはもちろん、クリアデザインでは人間中心設計に基づき、居心地のいい空間作りというものを実践しています。
「こういう風にしたい」という明確なコンセプトがある飲食店経営者様も、まだどういう構想か迷っているというオーナー様も、是非一度、クリアデザインまでご相談ください。