COLUMNコラム
既存顧客のロイヤルティアップ。飲食店におけるポイントカードのメリット
メジャーなポイントカードサービスの落とし穴
Tポイント、楽天ポイント、dポイントといったメジャーなポイントサービスばかりではなく、飲食店の中には独自のポイント制度を採用していることがあります。
その最大の目的はリピート客を増やすことです。上記で述べたような大手ポイントカード企業と共同で取り組むのも手段の一つといえるでしょう。
しかしこうしたポイントカードには数万円〜の加盟費用がかかることが一般的です。また、月額固定費用がかかるケースや、関与売上の一部をシステム使用料として支払うなどの月額変動費用がかかるケースがあります。
初期費用が安くメリットが多いポイントカードシステム
とはいえ、自社でポイントカードを作るとなると、莫大な初期投資が必要になります。とくに中小規模の飲食店の場合、回収にかなりの時間がかかることになり、現実的な施策とはいえません。
中小規模の飲食店でも気軽に導入できておすすめなのが、スマホアプリや店頭に設置したタブレットなどを活用してポイントを電子化できるポイントカードシステムです。Tポイントやdポイントといったメジャーなサービスと同様、顧客にポイントを付与し、たまったポイントを特典と交換したり商品代金として利用することができます。
月額費用が必要ですが、2,000円未満からとリーズナブルで、手軽に始めることができます(初期費用が必要なケースもあり)。顧客情報が管理できたり、リピーターの増加が見込めたりとメリットも少なくありません。なかでも人気のサービスを3つ厳選してご紹介しましょう(料金はすべて税別)。
スタンプWALLET
電子スタンプを押す簡単操作で人気の「スタンプカード」アプリです。スタンプカードやクーポンを自由にデザインできて、サポートも充実しています。来店頻度や購入履歴、ユーザーの数や属性などの情報が入手できます。
初期費用:10,000円(デバイス使用料)別途システム設定費用が必要
月額費用:5,000円
スタンプス
カード発行、スタンプ付与、クーポン発行までを一言管理できる「スタンプカード」アプリです。プランによっては顧客の来店回数や年代・性別など別にお知らせやクーポンを発行することが可能です。
初期費用:なし
月額費用:9,800円(スタンダードプラン)/14,800円(セレクトプラン)19,800円(デラックスプラン)
カードフィール
紙のカードとスホアプリのいずれにも対応したポイントカードシステム。Windows PCとバーコードリーダーがあればすぐに導入できる手軽さが魅力です。お知らせを配信したり、クーポン発行したりすることが可能。
初期費用:バーコードリーダー(数千円)
月額費用:1,880円(ライトプラン)/5,000円(スタンダードスプラン)9,800円(エンタープライズベーシックプラン)
既存顧客のロイヤルティ上昇を
できるだけ固定費を増やしたくないというオーナー様も多いはずですが、スマホアプリや店頭のタブレットなどを使ったポイントカードシステムであれば、少ない初期費用で導入できて、顧客を囲い込めるだけでなく、顧客情報を管理してより効果的な施策に活用することも可能です。長期的な視点で見れば、メリットは決して少なくありません。自店に合ったサービスの導入をご検討下さい。