COLUMNコラム
飲食店の内装における配色のコツを知れば、論理的に理想の空間を作れる
内装の改装を検討する際に悩む要素の1つに「配色」があります。
しかし、幸いなことに飲食店の内装にはオススメの色とそうでない色があるのです。
色は人に無意識レベルで影響を与えていることをご存知でしょうか。
色は人の感情を動かすことができるため、飲食店においてはこの力を意図的に利用するべきです。
今回は内装の改装で配色を検討しているオーナー様に向けて
・飲食店と内装の配色の関係性
・飲食店の内装の配色で考慮すべきこと
・失敗したくないからこそ、徹底的にこだわるべき
以上3つをテーマに解説します。
飲食店と内装の配色の関係性
どの飲食店の内装の配色にも意味があります。
それは空間の雰囲気を演出するという理由がほとんどです。
しかし、そこに加えて「色が人に与える特性」まで理解しておくと、より深みのある空間設計ができるはずです。
例えば「赤色」は料理を美味しく魅せたり、食欲を増進させたりする効果があります。
また「黄色」は元気で明るい印象を与え、華やかな空間を生み出します。
こちらも赤色と同様に、食欲を増進させる効果を持ちます。
これら2色に共通するのは、共に「暖色」という明るい色だということです。
これらは基本的に空間に華やかさを与え、食欲増進効果を持ちます。
また果物などの食材を連想させるため、専門店などは積極的に取り入れるケースも多いです。
反対に「黒色」は視覚的に上品な印象を与えます。
またクールな雰囲気を出すため、落ち着いた空間であるとアピールできるでしょう。
「紫色」や「暗めのピンク」はエレガントで女性的な印象を与えるため、女性客の多い落ち着いたお店、といったイメージが似合う色です。
これらは暖色とは対にある「寒色」と呼ばれる色で、クールさ上品さをもつ大人の色です。
寒色の中には「青色」がありますが、こちらは食欲減退の色です。
さわやかさを必要とするなど、余程の理由がない限りは内装の配色には不向きと言えます。
飲食店の内装の配色で考慮すべきこと
内装の配色を検討する際は
・オーナーがどんなお店にしたいのか
・お客様の視点
・色の特性
これらを押さえて考えると良いでしょう。
オーナーの理想のお店が賑やかで華やかな空間なら、暖色を中心に選びます。
反対に隠れ家的で、大人の集うお店ならクールに黒か、上品に紫か、それとも合わせるかなどと配色は限定できます。
またお客様の視点で考えることで、どのような気分で過ごして欲しいかを考えられます。
立ち飲みでない限り、食事中のお客様の視点はほとんど変わらないはずです。
そのため、色の変わり目は不快でないか、色は1色より2色の方が良さそうかなど、お客様に沿った配色の検討ができます。
色の特性に関しては前述した通りです。
選んだ色はお客様にどんな影響を与えるのか、知っておきましょう。
失敗したくないからこそ、徹底的にこだわるべき
オーナー様にとって改装はある種の覚悟を必要とする勇気のいる決断だと思います。
実際に改装するとなれば、配色以外にも検討すべきことは多くあります。
だからこそ、1つずつ慎重に意味を持って進めて行きましょう。
弊社クリアデザインでは配色はもちろん、豊かなデザイン力でオーナー様の理想の空間造りをお手伝い致します。
オーナー様のご意向に沿った設計で、こちらの設計案を押し付けることは決してありません。
改装をご検討されているオーナー様は、ぜひ一度弊社クリアデザインまでご連絡ください。