COLUMNコラム

飲食店内装では珍しい「ブルー」の使い方・アイデア紹介

SUKE6 DINER

なぜ飲食店では「ブルー」をあまり見ない?

飲食店のデザインではブルーが使いにくい色だとされていることをご存知でしょうか?
色彩やデザインの研究というのは長年されてきており、「ブルー」に関していうと、一般的に食欲減退させる色だと言われています。
逆に、暖色系(赤やオレンジ、黄色など)の色は食欲を増進させる効果があるとされており、飲食店向きの色としてよく使われてきました。

以前に、ダイエットのために青い色のご飯などが発売されたことを覚えている方もいらっしゃると思いますが、それもこの色の効果を利用したものです。

「ブルー」の上手な使い方とは?

しかし、二店舗目を考えていて、他のお店にはあまりない、ブルーというカラーを使いたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、他の店にはないブルーを店に取り入れることによって、他の店との差別化ができるため、うまく取り入れることができれば非常に効果的なものとなるかもしれません。

ここで私たちクリアデザインが以前に手がけた店舗をいくつか紹介したいと思います。

これは私たちがデザインを手がけた浅草 × 自然食カフェ【SUKE 6 DINER】です。

浅草に来る世界中の観光客を迎えるため、インターナショナルな雰囲気もありつつ、隅田川のほとりの食堂という一面もあります。

そしてこれが店内となります。
ここではレストランにも関わらず青を使用していますが、このようにカウンターの下など、あまり食事中目につかないところに、差し色的にポイントで使うことで、ここがアクセントとなり、店全体が落ち着いた雰囲気を出しつつ、かつモダンでスタイリッシュな側面も醸し出しています。

また、膨張色である白を基調としたダイニングやキッチンに、一つアクセントとして水色を入れるというデザインは非常にうまくいき、その場所を広々とした、清潔感のあるイメージにすることができます。

そのため、限られた面積で店舗をデザインしていく際にも白と青はオススメできる組み合わせです。

青はその他にもアイデア次第で、様々な使い道があります。
例えば、トイレなどはその好例です。

青は集中力を高め、心を落ち着かせる効果もあるため、実はトイレの色としては非常に適しています。
水色と白を組み合わせることによって、空にいるような爽やかな雰囲気が出るので、トイレのデザインとして一つの常套句となっています。

水色と白以外でも、全体を海に見立てたような、深い青を使うことによって、まるで深海にいるような神秘的な雰囲気が出るため、空間全体が非常に落ち着いたものとなります。

もしも「ブルー」を取り入れたいと思ったら

上で紹介したように、クリアデザインでは他の店舗で避けられがちな「ブルー」のようなデザインもうまく取り入れ、喜びの声を頂いております。
店舗設計の際に色やデザインで悩んだ際は是非クリアデザインまでお気軽にご相談ください。