COLUMNコラム

「開業資金」で知っておきたい内訳について

飲食店やレストランの開業資金の中で、物件に関わる費用は多岐に渡ります。大きく分けて「物件取得費用」「内装工事・設備費用」「運転資金」となります。
それぞれ下で詳しく見ていきましょう。

物件取得費用

物件取得費用は簡単に言えば「物件を購入する費用」となります。
事前に支払わなければいけない前家賃、保証金、礼金、仲介手数料などです。
また、居抜き物件を取得する場合は造作譲渡費も物件取得費用になります。
通常、家を借りる時と似ています。
しかし、その場合、敷金などは通常2-3ヶ月となるのですが、店舗の場合は保証金を10ヶ月ほど払うのがスタンダードとなっていますので、その点も条件をしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。

内装工事・設備費用

ホールや厨房設備など、自分の店舗の営業形態やコンセプトに合わせて内装工事、設備設置などを行う際の費用となります。
居抜き物件を購入した場合は、ここの内装工事・設備費用を大幅に削減することができますが、その場合でも「看板施工費」、「店舗クリーニング費」などがかかってきます。
ただしあまりにも大幅に変更する場合は、むしろ建物のみのスケルトン物件よりも多くの費用がかかってしまうのでその点は注意しなければなりません。

運転資金

運転資金は店舗の運営がうまく軌道にのり、利益を出すまでに必要となる資金です。
売り上げが出るまでの、家賃、通信費、光熱費、 給料、各種経費などがこれに該当します。
これは規模により、金額が大幅に上下しますが、開業前に一度、シミュレーションしておくといいでしょう。

最低限必要となる必要経費

「50～80万円 × 坪数（敷金・礼金・保証金などを除く）」は必要費用の一つの目安となります。

例えば、20坪のお店を開く場合、最低1,000万円必要となります。
もちろん、立地の条件、出店形態や居抜き物件などの選択により、それよりも金額を抑えることは可能と言えます。

また業態ごとに大体の目安となる必要経費は異なってきます。
目安を書いておくと、バーが500-1,000万円、ラーメン店が1,000万円、カフェが1,500万円、居酒屋が2,000-4,000万円、レストランが3,000-5,000万円と言われています。

クリアデザインでは、コスト面での相談はもちろん、丁寧なヒアリングから、オーナー様が理想とする店舗の実現の手助けをしています。

新店舗展開をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。