COLUMNコラム

意外なメリットも。立ち食い形式の飲食店の特色

立ち食いの飲食店が増えてきている

最近立ち食いのお店が増加しています。
今まででも、飲み屋などでは割と一般的でしたが、最近ではイタリアンやフレンチ、和食や焼肉といった、一般的な食事を提供する飲食店でも立ち食い形式が多くなってきています。

この様な、立ち食いのお店が増加している現状を踏まえ、従来型の形式ではなく、立ち食い形式のお店を出店しようとしているオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事ではその理由は何故かということをメリットデメリットで見ていきたいと思います。

メリット

  • 回転率が上昇する

もともと立ち食いそばなどが流行った理由は忙しいサラリーマンなどのために素早く、手軽に提供できることが人気の理由でした。
つまり、この様な形態ではゆっくりする人が少ないため、回転率が上昇します。

回転率が上昇すれば利益を上げやすくなり、原価率を上げることができるようになり、結果満足度を上げることも可能となります。

  • 設備費用が少なくなり、費用が落ちる

また、この様なスタイルは敷地面積がそこまで必要ではなくなるので、その分の必要経費が落ちてきます。
椅子ではなくて、基本的にはカウンターになるので、スペースが広くなり回転率の向上と相まり、その分お客を多く入れることが可能となります。

その他、様々な要素を考えると、通常、原価率が30%程度に抑えるべきとされているものを原価率50%でも十分にやっていける様になるらしいです。

  • 従業員の仕事が減る

立ち食いでは料理のお皿もそこまで増えないことに加え、上で挙げたようにそもそものスペースがないので、従業員が食器を下げて後片付けをすることも容易となります。
さらにテーブル自体も小さくなるので、従来の座って食べる形式よりも従業員の作業量として格段に楽になる。

デメリット

  • 一定の料理の提供速度が求められる

立ち食いでは回転率が命です。
客側からしても、「立ち食い店は提供速度が早いもの」という認識ができているので、キッチンにもホールにもそれなりの提供速度が求められます。

また、立ち食いではお客様も落ち着くことができないため、できるだけ素早い行動を心がけて、意識的に回転率をあげていくことが重要です。

お客のニーズに応えた形式が立ち食いという形

ここまで見てきて、立ち食い系の飲食店はメリットだらけの様に見えますが、もちろん座ってゆっくり食事を楽しみたいお客様もいることは忘れてはいけませんし、立ち食いもお客様のニーズにどう答えるかを模索してできたことに変わりありません。

大事なのはどんなコンセプトでどんなニーズに応えていくかではないでしょうか。

クリアデザインでは人間中心設計を中心にオーナー様の要望を形にしていき、それに合わせてお客様の要望まで沿う様に設計を進めていきます。

新店舗をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。