COLUMNコラム
インバウンド需要をつかむ飲食店の条件とは?
増えるインバウンド需要に対応するために
年々増える訪日外国人観光客。飲食店が成功するためには、インバウンド需要をどのように掴むかという点が、近年課題になっています。
本記事では、インバウンド需要を掴むための飲食店の条件について、①立地、②外観・内装設計、③サービス・料理、という観点からご紹介します。
インバウンド需要を掴みたい飲食店が把握すべきポイント3つ
①立地
首都圏・東京において、外国人観光客が多く訪れる場所には二種類あります。
ひとつは、上野・浅草・両国といったエリア。これらの場所は、下町情緒が残り、浅草寺や両国国技館などに代表される、日本の伝統的な文化が味わえるエリアです。
もうひとつは、表参道・渋谷。日本の新しいもの・今ブームになっているものが集まっており、最新の日本の文化が堪能できる場所です。
このように、新旧問わず“日本らしい”文化が体感できる場所に外国人観光客は集まるため、インバウンド需要を掴むためには、上記のような文化が集まるエリア周辺を検討する必要があります。
②外観・内装設計
飲食店の顔とも言える外観と、食事の雰囲気を左右する内装設計。外国人観光客が飲食店を訪れる場合、食事そのものだけでなく、日本ならではの建築や空間を楽しみたいという想いがあります。
店舗デザインの肝になるのは、「色」と「素材」。日本の伝統的な色である「墨色」のようなモノトーンや、木を使用した内・外装など、京都の伝統建築のような“奥ゆかしさ”“わびさび”を演出することで、日本らしさを感じてもらうことができます。
座席配置については、調理の様子が見えるカウンターも人気ですが、バックパッカーのような荷物の多い外国人観光客に向け、テーブル席のゆとりの確保、荷物置き場などの設置も、観光客にニーズのある設えです。
③サービス・料理
サービスという観点では、まずメニューの表記に写真がついている方が外国人観光客にとって安心です。メニュー表記が難しい場合や、提供メニューに日本独自の食べ方がある場合などは、外国人観光客向けに冊子を作成して渡すと、お土産にもなり、日本の“おもてなし”の心を感じてもらうことができます。
また、料理に関して、外国人観光客の中には、宗教上の理由やアレルギーなどで、口にできないものがある人もいます。そのため、料理の材料について、注文時に丁寧に説明することで、観光客側も安心して注文することができます。
提供メニューに関しては、“日本ならでは”の食事を求めている外国人観光客に向け、懐石料理などの日本食や、日本各地の地酒などを用意することも重要です。「せっかく日本に来たから、少し値段が張っても美味しいものを食べたい」というニーズがあり、材料や調理方法にこだわった“本物志向”の料理が人気です。料理やお酒のバックグラウンド・こだわりについて、提供時に説明すると、作り手の“てまひま”を感じてもらうことができ、満足度につながります。
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飲食店のインバウンド対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。クリアデザインでは、外国人観光客に魅力を感じてもらえる店舗づくりに力を入れています。今回ご紹介した着眼点の他にも、様々なノウハウを駆使して、人気の出る飲食店づくりをサポートさせていただきます。インバウンド対策の店舗作りでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。