COLUMNコラム

苦情対策そして快適に勤務するために。飲食店における夏の臭気対策

臭気が近隣の迷惑にならないか気になる…

今年も夏がやってきました。日本の夏は気温・湿度ともに、とても高くなってきます。
この時期、飲食店を営むオーナー様にとって気になってくるのが「臭い」に関わる問題ではないでしょうか。

飲食店が原因となる強烈な臭いは周りの近隣住民にとっては、とても迷惑になり、それを続けていると「誰からも好かれるお店」どころか、地域住民から嫌われてしまいます。

それだけではなく、これは法律違反にもつながります。日本では各都道府県が規制地域を定めている「悪臭防止法」という法律があります。

これに違反すると見られた場合は法律の規制対象にもなり兼ねません。その悪臭防止法が適応される地域においては、臭気指数を上回らないように、臭いをコントロールする必要があります。

特に夏などは、すぐに腐りやすく、強烈な臭いを発生させる「生ごみ対策」が大きな課題となるでしょう。
今回は、店舗から発生する臭いを抑えて、改善する方法についてみていきたいと思います。

臭い改善方法

臭いの元から断つ

まずは臭いの元から断つということが大切となります。
食品の定期チェックを毎日することは基本ですが、それを冷蔵庫の中もしっかりチェックすることが大切です。

グリストラップは定期的に掃除しましょう。毎日掃除している飲食店もありますが、週に1回〜月に1回は最低ラインです。
スタッフ側はキッチンの匂いに慣れてしまいますが、お客様側の立場だと、匂いに敏感だということを抑えておきましょう。

ゴミ捨ては季節にかかわらず、業者さんに頼んで毎日捨てるくらいを基準に。生ゴミの匂いはすぐに異臭を放ってしまうので、うっかりゴミの出し忘れをしてしまったら復路の閉め忘れをしないようにしましょう。

掃除の頻度を増やす

店舗の壁や床の汚れの蓄積が異臭の原因にもなってきます。
それに対して、「掃除の頻度を増やす」ということも決して見落とせない大切な対策です。しかし、掃除の頻度が問題ではなく、掃除に手を抜いてしまうのが問題なのです。

忙しいを理由に、水回りやの掃除を翌日に持ち越すと、すぐに小バエなども寄ってきてしまいます。

汚れや悪臭は、飲食店の最大の敵と言っていいほどなので、引き返せなくなる前に、「午前・午後・ラスト」と1日3回、またはアイドルタイムなどと決めて、定期的に水回りを掃除すると、清潔感を維持できるでしょう。

どうしても消えない臭いには脱臭装置

上記のような日々の努力でたいていの臭いの問題というのは解決しますが、中にはどうしても手に負えない場合も出てくると思います。

自力で対処できないレベルまで発展してしまった臭いには業者を呼んで、プロの手で処理してもらうのがベストです。
どうしても臭いの問題が解決しない場合は、脱臭装置を導入するといった対策も考えるべきかもしれません。

苦情を減らして近隣の方と良好な関係作り

臭いによる法律違反を避けることはもちろん。
それ以前に、その地域に出店させてもらった近隣の皆さんに感謝しながら、良好な関係を築いていくという姿勢が大切です。

夏は特に臭いが出る傾向があるので、深く注意をしていきましょう。

私たちクリアデザインでは臭い対策に関してもデザイン的な観点でサポートできます。

新店舗出店をお考えのオーナー様は、ぜひ一度クリアデザインまでご相談ください。