COLUMNコラム

飲食店を経営していく上で押えるべきトレンド辞典

飲食店を健全に経営していくためには、美味しいものを提供するだけでなく、消費者のニーズを的確に汲み取り、時流に合った施策を打ち出すことが欠かせません。

そこで今回は、飲食店経営者が押さえておくべき2019年の飲食業界において顕著なトレンドをピックアップしてご紹介します。

ポータグルメ需要の高まり

このところ飲食業界で伸びているのが、デリバリーやテイクアウト。

UberEATSの人気にともなって国内でのデリバリー事業が急速に展開しつつあり、人気店による弁当の需要なども伸びているようです。

これまでは、レストランなど飲食店での外食でしか楽しめなかったものを、職場や自宅、公園、イベント会場などでも楽しめるというポータブルさが受けています。

ポータブルできるグルメ、いわゆる「ポータグルメ」は、外食産業にとって大きな市場となりつつあるため、飲食店にとっても積極的な対応が求められるところです。

ケータリングにも注目が集まっています。

たとえば企業がイベント開催時にオフィス内に利用するケースが増えており、料理だけでなく会場内のセッティングや演出なども行うトータルなコーディネートが求められる傾向があります。

レストランウェディングの人気

これまでホテルや式場で行われることが多かった結婚式を見直し、レストランを借り切って開催するレストランウェディングが人気を集めています。

美味しい料理をできたての状態でゲストに提供できるだけでなく、コスト削減、アットホームな雰囲気が楽しめるなどメリットが多いのが特徴です。

新郎新婦を交えてメニューや演出についてのアイデアを積極的に提供することで、かけがえのない体験づくりのお手伝いができれば、記念日のたびに繰り返し利用するロイヤルカスタマーを創出することにもなります。

また、レストランウェディングで培ったノウハウを活用すれば、上で取り上げたケータリングなど「ポータグルメ」需要にも対応することができるというメリットもあります。

キャッシュレス化

キャッシュレス化の流れも見過ごせません。

2020年に開催が予定されている東京オリンピックに向けてインバウンド需要がますます高まりを見せている影響もあり、キャッシュレス化に対応しているどうかが利用する飲食店を決める大きな理由となりつつあります。

国内の飲食店ではまだまだ普及率が低いのが現状ですが、キャッシュレス化に乗り遅れないよう準備を進めることが必要でしょう。

本物志向・健康志向

本物志向や健康志向も高まりつつあります。

インフルエンサーマーケティングやインスタ映えを狙った需要の高まりを受け、安くて味がそこそこのものから、価格が高めでも美味しくて安心して食べられるものに消費者の関心が移行し、身近なものになりつつあるようです。

「グルテンフリー」「糖質オフ」「ヴィーガン」などのキーワードにも注目です。

トレンドを押さえて柔軟な対応を

消費者の趣向は常に移り変わっています。

飲食店にはいろいろな面でこだわりが欠かせませんが、それにこだわりすぎると時代の潮流を掴み損ねてしまうこともあります。

ぜひトレンドを押さえて柔軟に対応し、健全な経営にお役立てください。

また私たちクリアデザインでは、オーナー様の希望に寄り添う形での店舗づくりが可能です。

新店舗出店をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。