COLUMNコラム

飲食店における理想的なエアコンの設置場所とは?

飲食店だからこそ注意すべきエアコンの設置環境

飲食店の室内を効率的になおかつ快適に維持するうえで重要なエアコンですが、設置環境には十分に留意する必要があります。たとえば、お客様にじかにエアコンの風が当たったり料理に悪影響を与えたりして、不快な思いをさせ、結果的に満足度を下げてしまうこともあるからです。今回は、飲食店だからこそ注意すべきエアコンの設置環境について解説します。

飲食店にとって理想的なエアコンの設置環境とは

飲食店においては、エアコンの設置場所もさることながら、エアコンのタイプにも配慮する必要があります。最適なエアコンの選び方とあわせてご紹介しましょう。

エアコンの型

・天井埋込カセット形
業務用として主流となっているのがこの天井埋込カセット形タイプ。4方向の吹出し口により、室内全体にやわらかい風を送ります(1、2方向のものもあり)。風当たりによる不快感が少ないとされ、場所ごとの温度ムラも少ないのが特徴です。本体が天井内に埋め込まれるため、内装デザインを損なわないというメリットもあります。

・天井吊形 露出設置タイプ
その名の通り、天井から吊るすタイプのエアコンを指します。埋め込みタイプと違って露出しているため、取付けが簡単。工事費用を抑えたい場合に向いています。形状もスリムなので、内装デザインへの影響も大きくありません。

・床置形 露出設置タイプ
床に設置タイプのエアコンです。工事費や工期がかからず、床周辺の温度を効率よく整えることが可能で、お手入れも簡単。ただし、設置場所によってはお客様にじかに風が当たったり、料理に悪影響を与えてしまうおそれもあります。

最適なエアコンの選び方

最適なエアコンを選ぶには、タイプ別の特徴を知ったうえで、たとえば以下のような点に留意しながら適用することが大切です。

・業態や混雑時にも十分な馬力があるかどうか
・風当たりが強くなる席がないかどうか
・出入り口付近や奥の席など温度差にムラはないか
・節電機能はあるか

焼肉屋さんのように客席に熱源がある場合、一般的な飲食店と比べて高い馬力が求められます。業態や業種に合わせて最適な形状、設置位置を決定する必要があります。

室温を調整しようとするために、特定の席への風当たりが強くなることがあります。その場合、センサー付きのモデルを導入するなどの工夫が必要です。温度差にムラがある場合も同様です。ランニングコストを抑えるためには、混雑時とそうでないときとで運転切替ができるものを選ぶのがよいでしょう。

また、串カツ屋さんのように油物を提供するようなケースでは、エアコンに油が付着して汚れが目立ち、メンテナンスに手間や時間がかかってしまいます。設置場所に注意が必要です。

お客様の心地良さに配慮した最適な空間デザインをご提案

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