COLUMNコラム

アイドルタイムの有効活用で他飲食店と差をつける

飲食店の店長様やオーナー様の中には、アイドルタイムをもっとお店にとって有効的に活用できないかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
アイドルタイムはお店を閉めて、休憩に使っているお店も多いです。
しかし、それは言い換えると生産活動が全く行われていない時間ともいえます。

もちろん、従業員の休憩や、無駄なランニングコスト削減の一環で、お店を閉めるという選択がベストな場合もあります。
ですが、もしアイドルタイムの中で少しの時間と手間で、お店の売上に繋がる施策ができたらどうでしょうか。
恐らく、多くの店長、オーナー様は願ったり叶ったりのはずです。

当記事では、アイドルタイムを有効的に活用するための方法を

・アイドルタイムの有効活用で他飲食店に差をつける
・アイドルタイムの活用事例5つ
・アイドルタイムを見越した空間設計で営業の幅が広がる

以上の3つをテーマに解説します。

アイドルタイムの有効活用で他飲食店に差をつける

一口にアイドルタイムといっても、業態によって使い方は異なります。
ランチ、ディナー営業が稼ぎ時の業態であれば、アイドルタイムは休憩時間や仕込みなどの開店準備に充てることが一般的です。
カフェなどであれば、最も稼ぎ時の時間となり、アイドルタイムはピークタイム前後の時間となります。

ランチ、ディナー営業のある飲食店では、アイドルタイムから休憩時間を捻出する必要性は高いでしょう。
しかし、それに加えて普段と変わらない開店準備だけで良いのだろうか。
店長やオーナーは少しでも、先々のお店のためになることをしたいと考えているはずです。

アイドルタイムでも人件費やその他光熱費などの諸経費は掛かり、今のままだと不必要なコストが掛かり続けるかもしれません。
反対に、アイドルタイムだからこそできる生産活動が行えれば、それはお店にとって強力な推進材となります。

アイドルタイムの活用事例3つ

アイドルタイㇺにできる強力な推進材となる具体事例を3つ紹介します。

①SNSでの宣伝活動

当記事をご覧頂いている方は、すでにSNSを活用していることと思います。
しかし、SNSでのPRは奥が深く、今よりもさらに反応率を高められる可能性が十分にあります。
例えば、活用するSNS媒体を増やす、定期更新の内容をブラッシュアップする、魅力的なコンテンツ内容を考えるなど、SNSに注力する時間にしてみてはいかがでしょうか。

より本格的に注力したい方は、webコンテンツの作り方や、webマーケティングの知識を参考にされてみてください。

②客層の違いに対応したサービス内容に変更

飲食店は営業時間によって、来店される客層にばらつきがあります。
ランチタイムは中年男性が多く、夕方は学生や女性が多く、ディナータイムはカップルやサラリーマンが多い、という具合です。
アイドルタイムとは、お店が最も落ち着いてる時間を指します。

そのため、アイドルタイムに余裕があるのなら、アイドルタイムのお客様だけに向けたサービスを展開し、集客と売り上げアップを狙うのです。
例えば、アイドルタイム限定でテイクアウトメニューの提供や、配達の対応をする。
アイドルタイムだけの限定メニューを提供するなどです。

アイドルタイムであれば、接客をしつつ開店準備もできるかもしれません。
大変なことではありますが、先に繋がる価値ある行動であることに間違いはないでしょう。

③従業員の教育や意思統率に活用する

飲食店の営業は、お客さんが多いだけではうまくいきません。
スタッフのモチベーションコントロールも重要な課題です。
アイドルタイムを活用して、新たな技術習得の補助や、具体的なお店の展望の共有などによる目標設定など、スタッフへの配慮を意識してみてはどうでしょうか。

営業時間以外の落ち着いた時間の中で、スタッフへの理解を深め、関係性を築く努力は必要です。
まかないは全員で食べることなども、目的は親交を深めるためでしょう。
忙しい飲食店では、落ちついて話すということだけでも、お金以上の価値が生まれる可能性は十分にあります。

アイドルタイムを見越した空間設計で営業の幅が広がる

アイドルタイㇺの活用で理解しておきたいことは、飲食店の課題に全員で向き合える時間であるということです。
そのため、お店の課題がスタッフの取り組み方や意識で改善できるのなら、アイドルタイㇺを活用して改善していきましょう。

またお店の出店を検討している段階から、アイドルタイㇺの活用方法を検討できれば、内装などの空間設計に活かすこともできます。

弊社クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。
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クリアデザインでは、「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の意向に沿った最適な設計プランをご提案しています。
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