COLUMNコラム
飲食店の種類をまとめて紹介。どんな飲食店を開業すべきか?
次店舗の出店を検討する際、既存の業態を引き継いで2店舗目を開業する他に、全く異なる業態を出店したいと考える方もいるのではないでしょうか。その際に、どんな業態で、どんな種類で、どこに出店するのが適しているのかなど、選択肢が多く迷ってしまうことはありませんか。
どんな飲食店を開業するかを決める時には、考える順番と決めるポイントがあります。
その流れを押さえれば、より明確な出店イメージが描けるだけでなく、単なる思い付きを具体的な事業計画へと昇華できるはずです。
当記事では、どんな飲食店を開業したいか検討中の方に向けて、
・飲食店の種類は業態と業種から理解する
・規模や営業時間など細かな点も決めて試算する
・開業したい飲食店の種類選びは慎重に計画的に
以上3つのテーマを軸に、開業したい飲食店の選び方をお伝えします。
飲食店の種類は業態と業種から理解する
開業したい飲食店を決める際は、まず業態と業種の違いを理解しておく必要があります。
業態とは、ターゲットとなる客層に、どんな手法で売るかを指します。
業種は居酒屋やカフェ、フレンチレストランなどといったお店の分類を指す言葉です。
ともに重要な要素になりますが、強いて言えば業態をきちんと決めることが重要です。
どんな商品、料理を、どんな客層に提供、販売し、何時ごろ(営業時間)に、どこ(立地)で、いくらで売るのか、これらを事業計画として詰めていく必要があります。
例としては、豚骨ベースのラーメンを中心に、20代~50代のサラリーマンに対して、ランチタイムをピークと見据えて、○○駅徒歩〇分の場所で、1杯800円で売ろう、という具合です。
しかし、この事例を出すためには、様々なリサーチや原価や利益率などの細かな計算が不可欠です。
ただ居酒屋がやりたい!という意気込みだけでは、開業準備としては足りません。
具体的な営業のやり方とそれを継続させるための方法を、検討する必要があります。
とはいえ、それら全てに精通した知識や時間を持ち合わせていない場合がほとんどのはずです。
そうした場合は、ネットで調べたり、コンサルタントへ依頼したりといった解決策が一般的です。
またコンサルタントへの依頼は、信頼できるか否かや費用が掛かることなど、手間やリスクが掛かることも知っておきましょう。
規模や営業時間など細かな点も決めて試算する
前章で触れたように、業態を固めるためにはあらゆる項目を、具体的に細かく試算していく必要があります。
それが事業計画の作成です。
事業計画を簡潔に説明すると、飲食店のコンセプト、ターゲット、ニーズに合った商品とサービスをどう提供するかを決めて、それに伴う数値目標を作成・設定し基準とするものです。
計画するにあたっての工程を、整合性のある計画へ落とし込みます。
・投資計画(開業資金など)
・売上計画(売上はいくらになりそうか)
・収支計画(利益はいくらになりそうか)
・返済計画(調達資金をいつ、どう返すか)
・資金調達計画(どのように資金を調達するか)
事業融資を受ける際などに必要になるだけでなく、飲食店営業の重要な指標にもなるため、専門知識を持つ人に確認、共作してもらうことがおすすめです。
開業したい飲食店の種類選びは慎重に計画的に
・業種を業態の違いを理解すること
・具体的な事業計画を作成すること
・必要ならばコンサルタントなどの有識者を頼ること
飲食店を開業する際は、これらを行うことが必要です。
またこれら以外にも、飲食店は実店舗の内装や動線の検討も必要です。
飲食店の開業には、多数の専門知識が必要になるため、一筋縄では行きません。
しかし、魅力的なコンセプトや、筋の通った事業計画は、成功の為には絶対に欠かせないものです。
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