COLUMNコラム

小さく開いてリスクを最小限に。飲食店をひとりで開業するポイント

多額の費用がかかる飲食店の開業。お客さんが来ても来なくても運転資金の支払いは続くので、軌道に乗るまで資金が続かずやむなく閉業してしまうケースもあります。そこでリスクを最小限にするためにおすすめなのが、ひとりで飲食店を開業することです。今回は、飲食店をひとりで開業するポイントをご紹介します。

メニューや席数は最小限に、徐々に増やす

念願の自分のお店をオープンするとなると、メニューや内観、外観などすべてに理想を詰め込みたくなりますよね。しかしいきなり理想を追い求めるのは失敗のもと。まずは1人ですべての業務を行うことに慣れるために、メニューや席数は最小限で始めるのがおすすめです。メニューが多いと、仕入れ、オーダー、調理、提供とすべての過程で労力がかかり、ミスをするリスクも高まります。自分の目が届く範囲のメニュー数、席数で、来てくれたお客さんにしっかり満足してもらえるように工夫しましょう。1人での営業に早く慣れるためには、プレオープンで自分の1日の流れを確認するのも効果的です。

調理が簡単なメニューを開発する

お客さんにこだわりぬいたメニューを食べてほしくても、すべてのメニューに手をかけていると1人では回せなくなるリスクが高いです。提供まで時間がかかったり、ほかのお客さんの接客が遅れたりと、最終的にはお客さんに迷惑をかけてしまいます。1人でもスムーズに回せるように、メニューの中には調理が簡単なものも用意しておきましょう。接客の手間が省けるテイクアウトメニューを作るのもひとつの手です。

人手が足りない時のヘルプ人材を押さえておく

基本的には1人で営業するお店でも、オープン時や団体予約が入ったときなどは「今日だけでももう1人居てくれたら…」と思うこともあるでしょう。人手が足りないときに備えて、ヘルプ人材を押さえておくことで危機回避できます。家族や配偶者など、身近な方だと緊急時にも頼みやすく最適です。

リスクを最小限に飲食店を開業しよう

今回は、飲食店をひとりで開業するポイントをご紹介しました。「リスクは抑えたいけど、1人で営業するのは大変そう」と思うかもしれませんが、1人でも回せる体制さえ作っておけば意外と何とかなるものです。いかに無駄な作業をカットしてお客さんを満足させられるかを考えて、飲食店開業を成功させましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。