COLUMNコラム

光で印象アップ!コンセプトに合った飲食店の照明デザインとは?

飲食店の空間をデザインする上で、重要なポイントとなるのが「光」です。料理をおいしそうに見せたり、お店の雰囲気をより魅力的にしたりと、光にはさまざまな役割があります。しかし照明にはさまざまな種類があるため、どんなものを選べばよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お店のコンセプトに合った照明デザインのポイントをご紹介します。

内装の色や素材を意識する

シーリングライトやペンダントライト、シャンデリアなど、さまざまなデザインがある照明器具。照明器具はただ店内を照らすだけではなく、店内のインテリアにもなります。そのため単体で考えるのではなく、内装の色や素材などを意識して空間全体でデザインを考える必要があります。

木を使ったナチュラルな内装なら、温かみのあるオレンジの光を間接照明に。開放的な雰囲気にするなら、メインとなる直接照明を明るめに。内装材によって反射率も異なるため、全体の明るさを調整しましょう。

間接照明を使いこなす

間接照明とは、光のほとんどが床や天井、壁などに当たり、反射した光で空間を照らす照明テクニックです。反射することで直接照明よりも柔らかな光となるため、リラックスできる落ち着いた空間を作りたいときに適しています。

間接照明ばかりだと薄暗くなってしまうため、直接照明や窓から差し込む自然光などとのバランスを考えて配置するのがポイントです。

「色温度」を使い分ける

光源には、青白いものから赤みのあるものまでさまざまな色があります。この光の色合いを示す尺度が「色温度」です。色温度が高いと青っぽくスタイリッシュな印象になり、色温度が低いとオレンジがかった穏やかな印象になります。料理をおいしそうに見せるのは、色温度が低い方です。つくりたい飲食店の雰囲気や料理の演出によって、色温度を適切に使い分けることが重要です。

飲食店の空間を光で演出しよう

今回は、お店のコンセプトに合った照明デザインのポイントをご紹介しました。光を上手く使いこなすことで、飲食店の空間がグッとかっこよく、理想に近いものとなります。食事はもちろん、お店で過ごす時間も楽しんでもらえるような照明デザインをしましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。