COLUMNコラム

愛くるしい仕草でお客様をおもてなししてくれる看板犬・看板猫。しかし、お客様の口に入る食品を扱う飲食店だからこそ、「動物がいてOKなのか？」と気になる方も多いでしょう。そこで今回は、看板犬や猫に関するルールと注意点についてご紹介します。

調理場はNG、客席はOK

飲食店の衛生基準は全国で統一されておらず、各都道府県が定めることになっています。飲食店に猫や犬がいても良いかについては、多くの自治体は「調理場はNG、客席はOK」とされています。しかし自治体によって基準が異なるため、お住まいの地域では客席もNGとされるかもしれません。まずは保健所で相談し、どのような基準や条件があるのかを確認しましょう。

看板犬・猫がいる飲食店の注意点

看板犬・猫がいる飲食店では、お客様に快適に過ごしてもらうため、通常の飲食店にはない注意点があります。ここでは看板犬・猫がいる飲食店の注意点をご紹介します。

動物がいることを明記

お店の入り口には、必ず動物がいることを明記しておきましょう。お客様の中には、動物が苦手な方やアレルギーのある方もいるでしょう。そうしたお客様が動物がいることを知らずに入店された場合、迷惑をおかけすることとなりクレームにつながりかねません。動物がいるお店であることに納得してもらった上で来店してもらった方が、トラブルを防げます。

「第一種動物取扱業」の登録が必要な場合も

ただ犬や猫が店内にいるだけでなく「看板」とする場合には、動物愛護管理法（動愛法）に基づいた「第一種動物取扱業」の登録が必要な場合もあります。第一種動物取扱業とは、動物を展示したりふれあいを提供したりする場合に必要なものです。登録には、1名以上の常勤の動物取扱責任者と重要事項の説明等を行う職員を配置する必要があります。

犬や猫に癒される空間を

今回は、看板犬や猫に関するルールと注意点についてご紹介しました。愛くるしい犬や猫は、店主にとってもお客様にとっても癒しの存在になってくれます。皆が快適に過ごせるように細心の注意を払いつつ、癒される飲食店を作りましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。