COLUMNコラム

客離れを防ぐ。飲食店が値上げする3つのポイント

食料品や日用品、電気代、ガソリン代まで、値上げラッシュが続く昨今。コロナ渦での影響も大きい中、飲食店にとっては大打撃ですよね。今後もお店を続けていくための選択として、値上げに踏み切る方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、客離れを防ぐ飲食店の値上げのポイントをご紹介します。

値上げのタイミングでメニューをリニューアル

ただ値上げするだけだと、お客様にとっては「以前と比べると損」という意識が強くなってしまいます。そこでおすすめなのが、値上げのタイミングでメニューをリニューアルすること。見た目や食材が変わることで、ただの値上がりではなくリニューアルによる値上がりなのだと納得してもらいやすくなります。旬の食材や流行を取り入れて、値段に見合ったメニューになるリニューアルを目指しましょう。

一部のメニューのみ値上げする

今や食料品全体の価格が高騰しているため、飲食店の立場からするとすべてのメニューを値上げしたくなりますよね。しかしすべてが一気に上がると、より安いお店にお客様が流れてしまうリスクもあります。一斉に上げるのではなく、より原価が高騰している一部のメニューのみ値上げすることで、お客様の印象は大きく異なります。ベーシックなメニューの価格はそのままで、季節限定メニューや新メニューのみ値上げするのもひとつの手です。

メニューの付加価値を上げる

お客様に値上げの納得感を得てもらうためには、付加価値を上げることがおすすめです。良い食材を使うなどお金をかける方法もありますが、お金をかけずとも手間やアイデア次第でメニューの付加価値は高めることができます。例えば同じ食材でも盛り付けにこだわったり、お客様が自分で盛り付けや調理の一部を行う「体験型メニュー」にしたりするのもおすすめです。ほかのメニューと組み合わせてセットメニューとして打ち出すのも良いでしょう。

値上げしても愛されるお店に

今回は、客離れを防ぐ飲食店の値上げのポイントをご紹介しました。一般の家庭にも大きな打撃を与えている値上げラッシュ。多くのお客様は、飲食店にとっても苦しい状況であることは理解しているはずです。食材の質を下げたり量を減らしたりしてまで価格を据え置くよりも、満足感のある値上げを目指す方が好印象です。メニューを見直し、このピンチを乗り切りましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。